お土産にも最適、太巻き寿司!
具だくさんが楽しい 太巻きいろいろ
寿司の歴史を紐解くと、海苔巻きは江戸時代が発祥とされる。1700年代に板海苔が誕生し、その後、巻き寿司を海苔で巻くようになったとか。そもそも江戸では多くの具を巻くのは粋ではないとされて細巻が好まれ、逆に関西では豪華な太巻が好まれたという。ゆえに太巻きは関西のイメージが強いが、意外なことに、太巻きは東京から近い千葉県の郷土料理でもある。「太巻き祭り寿司」として知られ、県内の冠婚葬祭や地域の集まりなどで頻繁に食べられているというのだ。別名「房総巻き」や「房総太巻き寿司」、「飾り巻き寿司」などと呼ばれ、華やかな絵柄も多い。
ゴマダレ風味の 肉厚の真鯛が たっぷり入ってしかもヘルシー太巻き
おいしいプラス(新宿三丁目)の天然真鯛の太巻き寿司
料亭出身、ミシュラン東京で星を獲得した料理人・江﨑新太郎さんが監修。ごまダレ風味でみょうがのシャリッとした食感も小気味よい。寿司飯は白米とこんにゃく米のハーフ&ハーフ。4切れ
銀座の老舗寿司店の端正な太巻は煮穴子と車海老が豪華
銀座久兵衛(銀座)の太巻
とろけるような穴子、プリッとした海老、香りのいい海苔など上質な具を使っているのはさすが銀座の老舗寿司店。芝海老のすり身入り玉子焼きや椎茸も上品な味付けで、サイズ感もいい。10切れ
穴子一本がドカンとのっかった圧巻のビジュアルの太巻き
日本橋玉ゐ本店(日本橋)のあなごたっぷり太巻き
穴子専門店として人気の『日本橋玉ゐ』が作る穴子がのったボリューミーな太巻き。具の卵焼き、キュウリ、椎茸と穴子のほんのり甘く香ばしい味わいが絶妙のバランス。穴子好きにはたまらない
食感も楽しく具だくさん。職人の技が光る絶妙なバランスの太巻き
すし北野(神楽坂)の特製太巻き
熟練した職人が作る、卵焼きやかまぼこ、キュウリ、エビおぼろ、かんぴょう、ごぼうの漬物が入った食べ応えのある太巻き。甘みや酸味、塩気など様々な味のバランスが良く、美味! 8切れ
東京では寿司店やお弁当、和菓子店などで見かける太巻き。具は店ごとに微妙に異なるが、あっさりした寿司飯にこっくりした甘辛い具の対照的なバランスに醍醐味がある。老舗の『銀座久兵衛』では穴子やエビが寿司屋らしい取り合わせ。一方同じ寿司店でも『すし北野』はエビおぼろやごぼうの漬物が入って味のバリエーションが広い。また、個性的な太巻きも増えているようで、和食の料理人が監修する『おいしいプラス』は、ごまダレで和えた鯛の刺身という唯一無二のスタイル。穴子専門店の『日本橋玉ゐ』は自慢の穴子をのっけた、穴子の棒寿司と太巻きの美味しいとこどりだ。
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