担々麺をオススメするワケ
春夏秋冬、いつ食べても美味しく、季節をそれほど問わないのがラーメンです。でも、寒さが身に染みる真冬にこそ、カラダの芯からあったまる一杯が恋しいもの。そこで、「おとなの週末」では、数あるジャンルの中から「担々麺」をオススメします!
夏なら汗が噴き出す辛さも、吐く息が白くなるこの時期なら労わるようにじわっと凍えたカラダを温めてくれるはず。お店を出たあとも、ぽっかぽかの状態がきっと続きますよお~。
ラー油や酢の味の層が織りなす旨みの玉手箱|中国料理 仙ノ孫(西荻窪)
担々麺は、真っ赤なスープに驚くが辛さは見た目ほどではない。散らしたネギのシャキシャキ感が小気味よい。細い中華麺にさらりとしたスープがよく絡む。
くどくない軽い味わいを目指しており、酢を効果的に利かせている。器の中に醤油だれ、酢、ラー油、ごまなどの味のベースを重ねて配置し、麺を持ち上げるとそれが混ざり合う。さまざまな味が交互に現れる美味しさは格別だ。
このほか「本場四川式、汁無しタンタン麺」もおすすめ。
[電話]03-3390-4808
[営業時間]12時~14時半(14時LO)、18時~21時半(20時半LO)
[休日]月・火・水のランチ
[座席]全20席/全席禁煙/予約可/カード不可/サなし、チャージ300円
[交通]JR中央線西荻窪駅北口から徒歩7分
※2018年8月号発売時点の情報です。
新潟で話題のビスク風担々麺!|麺屋 愛心 TOKYO 町屋店(町屋)
看板の「海老寿久担々麺」は、新潟名産の甘エビをかけ合わせたビスク風の担々麺。大量の甘エビを使うため、スープを口に含んだ瞬間に華やかな香りが広がる。
インパクトのある甘エビの風味を受け止めるのは、どろりと濃厚な芝麻醤。これを丸鶏や白口煮干しでとった黄金色のスープと共に手鍋で1杯ずつ乳化させることで、驚くほどマイルドな味わいに仕立てている。スープの表面を彩る赤と黒、2色の油は自家製の辛口ラー油と山椒油。少しずつ混ぜることで、スープの甘みがぐっと引き締まっていく。
麺はのびにくい低加水の細ストレート麺。クミンで風味付けした炸醤(じゃーじゃん)と、カリッと香ばしい甘エビの頭の素揚げがのる。
担々麺の食べ終わりのタイミングで供される〆のご飯。バーナーで炙ったチーズの上からスープをかけて楽しむ。
[電話]03-5604-5585
[営業時間]11時~15時、17時半~22時半※ランチタイム有
[休日]火曜日
[座席]カウンターあり、全10席/全席禁煙
[交通]地下鉄千代田線町屋駅5番出口から徒歩1分
※2018年8月号発売時点の情報です。
中華の経験を活かした“痺れ系”ラーメンの専門店|SHIBIRE NOODLE蝋燭屋(銀座)
中華の経験を活かした“痺れ系”ラーメンの専門店で、“汁あり”、“汁なし”、夏は“冷やし”と3種の担々麺を展開する。
定番の“汁あり”は、豚をメインにした厚みのあるスープ。そこに旨みの強い貝ダシやピーナッツでコクを出した芝麻醤を加えることで、類まれなるどっしりとした飲み口を演出している。
甜麺醤を利かせた甘めの炸醤は、存在感のある粗挽き仕様。辛さを立たせた自家製ラー油と花椒もまた食欲をかき立てる。
[電話]03-6263-2970
[営業時間]11時半~15時LO、17時~21時LO
[休日]日曜日
[座席]カウンターあり、全14席/全席禁煙
[交通]地下鉄銀座線ほか銀座駅B3口から徒歩3分
※2018年8月号発売時点の情報です。