カレーにどっぷりハマったら……
ここ最近、カレーにまつわる記事をやたら書いてるなと我ながら思っているライターの市村です。
自分自身それほどカレー好きという自覚はなかったが、気づくとプライベートでいろいろな激辛系レトルトカレーを食べ比べていたり、2021年7月15日で一時休業した、新宿紀伊國屋ビルの地下にあった「モンスナック」にスキあらば行ってみたりと、すっかりカレーに魅了されている。
だからなのか、ますます体の立体感が増している……。ふだんはやさしさゆえ(?)、直接的な表現をあまりしない夫から、「そろそろダイエットしたら?」と、とうとう言われてしまった。最後通告感がすごいな。
で、話は最初のカレーの記事に戻るのだが、当サイトにて「カレー×音楽」というテーマで、大注目の4人組ロックバンド・FIVE NEW OLDのメンバーにインタビューをさせていただいた。
この記事はのちにTOKYOMXの番組『バラいろダンディ』で取り上げられるなど、うれしい展開を見せた。
閑話休題。
そのインタビュー時に教えてもらったのが『CoCo壱番屋』のロカボメニューである「低糖質カレー」。ライスを糖質の少ないカリフラワーに変えることで、糖質が普通のライス200gで85.8gのところ、カリフラワーだと約180gで16.5gになるのだとか。
ちなみにビールの糖質はというと、350mlあたり約10gだそう。ということはライスをカリフラワーに置き換えることで、そのぶんビールを楽しめるじゃないか。あれ? それじゃ意味ないのかな? まぁ、ビールはちょっと置いておいて。
なお“ロカボ”とは、極端な糖質制限ではなく「適正な糖質量を摂取する」という考え方だそう。
そうそう、炭水化物を完全に断つのは心身共に無理なので、適正・適切なのがいいよねぇ。
ヘルシーながら満足度が高い!
ということで、早速オーダー。頼んだのは、低糖質カレーのココイチベジソース(627円)+大豆ミートのメンチカツ(157円)+チーズ(221円)=1005円。
カリフラワーといっても、メインになるのは茎の部分。まずはほかほかをそのまま食べてみると、カリフラワーのやさしい甘みを感じて、ほっこりとした気分になる。
茹で加減が硬めなのか、表皮にあたる部分も入っているのか、見た目では判断がつかないが、食感がしっかりしているので、噛みしめながら食べ進めることで満足度が上がっていく。
カリフラワーはビタミンCが豊富で、加熱しても損失が少ないのが特徴なんだそう。ビタミンCは茎にも豊富に含まれているそうなので、とってもうれしいじゃない。
「ココイチベジソース」は動物性の食材は入っていないそうだが、ちゃんとコクも旨みもある。ベジタリアンではないけれど、もしもなろうと思ったとき、これを知っているのはすごく心強い。
この「ベジソース」は「ポークカレー」に比べると30キロカロリーほど少ないので、いちばん低カロリーのメニューになるみたい。糖質制限ダイエットではカロリーはそれほど気にしなくてもいいとは言われるが、でもいろいろ食べたいから、カロリーを抑えられるに越したことはないんじゃないのかな。
ということで早速「大豆ミートのメンチカツ」をトッピング。ジューシーで美味しくて、普通のメンチカツとそれほど遜色はなくてびっくりした。もちろん、違いはあるけれど、身体へのやさしさや環境への配慮などを考えたら、本当に十分アリ!
ちなみに、カリフラワーも芯の部分って、家畜の餌になっていたりするかもしれないが、廃棄もされていたのでは? これってすごくサスティナブルな食べ物なんじゃないかと思ってみたり。
それから、今回この「低糖質カレー」を食べて気づいたのが、食後に眠くなりにくいということ。
「腹の皮が突っ張れば目の皮が弛む」なんて、上手いこと言うなぁ! と思っていたが、食後とにかく眠くなってしまうことが地味に悩みなのだ。眠くなる原因は、炭水化物の摂りすぎで急激に血糖値が上がるからだそう。
血糖値の急上昇を避けるためにできるだけ“ベジタブルファースト”を心がけているつもりだったけど、要するに単なる食べ過ぎだったということか。
お米が大好きなので毎回だと寂しいけれど、これはこれできちんと美味しいので、うまく取り入れて健康的な身体を目指しつつ、食後の眠気を抑えて時間を有効活用したい! みなさまもぜひお試しください。
参考文献:『からだにおいしい 野菜の便利帳』(坂木利隆著/高橋書店)
取材・撮影/市村幸妙
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