手打ちそば しながわ翁@北品川
さすがは名店 安定の旨さに心も体もぽっかぽか
冷たい蕎麦が旨いのは大、大、大前提。その上で我々が熱視線を送るのが根強いファンがいる鴨南蛮だ。火入れにこだわる鴨肉はしっとりと柔らかく、香ばしい焼き目を付けた太めのネギは甘くて中がとろっとろ。
その旨みが溶け込んだツユの何と奥ゆかしいことよ。質と量といい、満足感が半端ない。
丸抜きを自家製粉して打つ蕎麦は店主曰く「味、香り、すべてにおいて食べた時に気持ちいい味」が理想。
安定した品質を提供するため、その時々で産地をブレンドしているそう。旨さは素材選びから提供まで。手を抜く工程は一切ない。正直な味に脱帽だ。
住所:東京都品川区北品川1-8-14
TEL:03-3471-0967
営業時間:月・火11時~14時半(14時LO)、水・木・金11時~14時半(14時LO)、17時半~21時(20時LO)、土・祝10時~15時(14時半LO)※政府の要請で変動あり
定休日:日、第2・4・5月、祝は不定休
交通:京浜急行線北品川駅から徒歩5分、JR山手線ほか品川
手打蕎麦たかせ@神保町
野趣あふれる上質な蔵王鴨のフレッシュな旨さ
品書きを見れば鴨の串に陶板焼き……鴨のつまみが充実している蕎麦屋は、100%の確率で鴨南蛮が超絶に美味しい(筆者調べ)。
ということでご対面。おお~、ふくよかな肉に2個の団子を携えた魅惑のルックス、食べる前から心が躍る。鴨は宮城・蔵王産の生のむね肉を使用。噛むほどに野趣あふれる鮮やかな旨みは新鮮な素材ならではだ。
ツユは2年物の本枯節を毎朝自家削りしてダシを仕込み、スッキリと雑味のない味に仕上げている。時期で産地を変える蕎麦は歯切れのいい食感と香り。それらすべてが三位一体となった冬のご馳走、さあ召し上がれ!
住所:東京都千代田区神田神保町2-21-10 高野ビル1階
TEL:03-3288-1370
営業時間:11時半~15時(14時半LO)、17時半~23時(22時LO) ※政府の要請で変動あり
定休日:日・祝
交通:地下鉄半蔵門線ほか神保町駅からA1・A6出口などから徒歩3分