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全店実食調査!『おとなの週末』が自信を持っておすすめするお店をご紹介します。今回は、東京・田原町の蕎麦店『浅草 ひら山』です。

※コロナ禍で外食が自粛・縮小されている状況ですが、ぜひ知っておいて欲しい飲食店を、ご紹介しています。

蕎麦もつまみも群を抜く旨さに感服

「おすすめは特にありません。蕎麦も一品料理も天ぷらも、全てに力を注いでいるから」と話すのが店主の平山さん。言うは易し、とはこの店の味を知れば決して思わないだろう。

ニシンの煮物は舌の上でほどけるほどふっくらで、身を何層にも重ねた穴子の煮こごりは深い旨みに満ちている。薄衣で揚げた天ぷらだって専門店も顔負けの出来栄えだ。そんな蕎麦前たちによって気分が十分高揚したところにやってきたのがご覧の美しきせいろ。

【冷】せいろ 1000円

『浅草 ひら山』【冷】せいろ 1000円 ツユはカツオ節と昆布に椎茸のダシを重ねて分厚い旨みを出す

店主が都内の名店を食べ歩いて心を決めたという両国の「ほそ川」で学んだ蕎麦は、コリっと小気味良いコシの後から噛むほどに甘みと香りが膨らんでくる。醤油のキレを感じるツユがこれまた粋だ。浅草のはずれでひっそりと産声をあげた同店が、都内の名店のひとつに数えられる日もそう遠くない。

【こだわりの蕎麦】
つながりのある生産者をはじめ、全国から選りすぐった蕎麦粉を玄蕎麦や丸抜きの状態で仕入れ、つなぎ無しの十割で打ち上げる。しなやかなのど越しも抜群だ。

『浅草 ひら山』

[住所]東京都台東区西浅草1-3-14
[電話]03-5830-6857
[営業時間]11時半〜14時半(14時LO)、17時〜21時
[休日]月・火(不定休)
[交通]地下鉄銀座線田原町駅エレベーター口から徒歩2分

撮影/貝塚隆、取材/菜々山いく子

※2022年12月号発売時点の情報です。

※全国での新型コロナウイルスの感染拡大等により、営業時間やメニュー等に変更が生じる可能性があるため、訪問の際は、事前に各お店に最新情報をご確認くださいますようお願いいたします。また、各自治体の情報をご参照の上、充分な感染症対策を実施し、適切なご利用をお願いいたします。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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おとなの週末Web編集部
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