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ふんわりと積まれた氷にシロップをとろりとかけたかき氷は夏の定番であり、こめかみ直撃のキーンさえ愛おしい夏の救世主です。今回は、おとなの味わい、BARのかき氷を紹介します!

『麦酒屋るぷりん』 @銀座

完熟トマトの香りと甘みに苦甘の大人のアクセント!

日本国内のこだわりある小規模生産者を応援し、そのお酒や食材の素晴らしさを楽しんでほしいがコンセプト。その中で、“日本ならではの飲み屋さんのデザート”として、かき氷は通年楽しめる!使用するのは日光の四代目徳次郎さんの天然氷だ。もちろん、かき氷に使う食材もすべて国産。季節の果物や野菜、チーズ、それにお酒のおいしさも生かされている。

トマトとアマーロのムース 2100円

『麦酒屋るぷりん』トマトとアマーロのムース 2100円 旬の素材で仕込むシロップは自家製。トマトの甘みと風味がなんとも言えない。氷には途中で塩とオリーブオイルも

トマトとアマーロのムースは、千葉県ウシマルのトマトを使用。ふわふわの氷を口に運ぶと、完熟したトマトのフルーティな酸味と香りと旨み、そして心地いい甘みが広がる。フレッシュチーズと生クリームを使ったムースには甘苦いリキュール・アマーロも効いて相性も抜群。絶妙なバランスがたまらない、大人のかき氷だ。

『麦酒屋るぷりん』

[住所]東京都中央区銀座6-7-7 浦野ビル3階
[電話]03-6228-5728
[営業時間]15時〜23時(22時LO)※火は17時〜
[休日]月、不定休
[交通]地下鉄銀座線ほか銀座駅B3から徒歩2分

『Bar Palinka(バー パーリンカ)』 @神楽坂

旬の果実のカクテルを華やかにかき氷で!

パーリンカというのは、ハンガリー産の果実の蒸留酒。ボトル1本あたり10kg前後もの果実を使う。その日本で唯一と言っていい専門バーだ。で、コロナでお酒が出せないときに「シロップにお酒を使うのはOK」と都に確認して始めたというのがかき氷。かき氷用に甘さは調整するが、主に旬のフルーツを使い、カクテルを作る感覚でシロップを仕立てる。

パッションフルーツとブラックペッパー 2200円〜

『Bar Palinka(バー パーリンカ)』パッションフルーツとブラックペッパー 2200円〜 決まったメニューはなく、臨機応変なのがバーらしい

「職業柄氷の扱いには慣れてるので」(松沢さん)、氷を削る温度や刃の角度にも余念がない。種を潰したパッションフルーツと砕いたブラックペッパーと少量のハチミツ、そこに同じく南国の酒ラムを合わせたシロップのかき氷は、フルーティで甘くスパイシー、ラム酒も効いた大人の味だ。バーの雰囲気とともに味わいたい。

『Bar Palinka(バー パーリンカ)』さまざまな果実を使った100種類くらいのパーリンカが揃っている

[住所]東京都新宿区神楽坂3-6-63 佐藤ビル2階
[電話]03-6265-0544
[営業時間]16時〜24時
[休日]火、第3月、不定休
[交通]地下鉄有楽町線ほか飯田橋駅B3出口から徒歩3分
※『Bar Palinka』のかき氷は夏場のみ。ノンアルコールも対応可

撮影/貝塚隆、取材/池田一郎

2023年8月号

※2023年8月号発売時点の情報です。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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おとなの週末Web編集部
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