金色に輝くボトルが目を引くシャンパン「ゴールデンブラン」。創業218年の歴史を持つ老舗メーカーによる華やかでエレガントなシャンパンの魅力をマッキー牧元さんに伺った。
ホームパーティやBBQで楽しみたい
「鼻に抜けていく時の柑橘の香り、きめ細かく軽快な泡立ち、完熟したブドウならではの旨みとコク……これぞシャンパンといった味わいだね」
本誌連載でもおなじみのタベアルキスト、マッキー牧元さんは「ゴールデンブラン」の印象をこう語ってくれた。
フランスのシャンパーニュ地方で創業したのが1805年。現在も6代目当主が伝統的な瓶内二次発酵で造っているという。いかにも格式の高いシャンパンと感じるが……。
「いやいや、こういうものこそ気楽に楽しんでほしい。確かにビジュアルは華やかだけど、ほらここを見て。冷やすとエチケットのペガサスがピンク色に変化するでしょ。こういう遊び心があるのも気取りがなくて好きだなあ。その場が楽しくなるしね」
そういってマッキーさんは笑う。飲む人を選ばず、料理も選ばない。ゴールデンブランの懐の深さを体感するなら、どんな楽しみ方がいいのか。
「このシャンパンはふたりで着飾って飲むというより、みんなでワイワイ盛り上がるようなシーン、たとえばホームパーティやBBQ、海辺のパーティなどで飲みたい。魚介や野菜にはもちろん合うし、ボクならオレンジやイチジク、クルミやクリームチーズなどが入ったサラダを持っていくかも。
とはいえ、この料理にはこのワイン的なことを考える必要はなく、とにかくみんなで楽しく飲むのが一番。ゴールデンブランに合うのは仲間たちの笑顔なんだから」