全店実食調査!『おとなの週末』が自信を持っておすすめするお店をご紹介します。今回は、東京・東銀座の和食店『離亭 三ぶん』です。
趣向を凝らした旬の粋な旨さを本物の器と酒と共に楽しむ幸せ
誰を連れて行っても間違いない名店ならここ。日比谷「立ち呑み三ぶん」の離れ、こちらは着席式である。
格子戸を開ければ目に飛び込むシブい白木のカウンター、隅で寅さんが一杯やってても不思議じゃない昭和の風情だ。粋な女将さんと料理長らが迎えてくれる。
最初にお粥、きび酢、ウコン錠が出るのは酒飲みへの配慮から。さて、準備万端だ。
筍と真鯛のバター焼き 2200円
創作割烹料理は定番カニサラダからアンチョビならぬサンマで作るサンチョビを使う旬の「筍と真鯛のバター焼き」までひと捻りした旨さ。それらを人間国宝や骨董の器などで何気なく供するのだから、いくら飲んでも酔えなかったりして(笑)。
昼は大分の郷土料理「りゅうきゅう」の丼御膳1本。ヅケにした白身と赤身に薬味をたっぷり乗せた丼で、終盤はダシをかけてお茶漬けに。昼も夜も通いたくなる。
東銀座『離亭 三ぶん』
[住所]東京都中央区銀座3-11-7 石川ビル1階
[電話]090-3202-5744
[営業時間]11時半~13時半LO、17時~23時 ※土・日・祝14時~23時
[休日]無休
[交通]都営浅草線ほか東銀座駅A7出口などから徒歩1分
▶おとなの週末2024年8月号は「日本の夏、うなぎの夏」
撮影/西崎進也、文/肥田木奈々
※2024年5月号発売時点の情報です。
※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。