全店実食調査!『おとなの週末』が自信を持っておすすめするお店をご紹介します。今回は、東京・神楽坂のうなぎ店『神楽坂 濱千(はません)』(旧・鰻蕚=うなぎはなぶさ)です。
劇場型カウンターで唯一無二のうなぎ料理を体験
神楽坂のビルの地下。夜は高級うなぎ会席……と聞けば一瞬ひるむが、臆せず入ってみてほしい。というのも昼は価格を抑えた御膳があり、新感覚の食体験が待っているから。
主役は主に三河産の大うなぎを使った関西風地焼き。なのだが!これがもう脳に音が鳴り響くほどパリッパリ。けれど中はふわっと絶妙な緩急。独自の仕上がりになるよう備長炭でじわりと焼き、うなぎから出る脂と炭に落ちて上がる煙をまとわせ、揚げ焼きのように火入れする。
鉄釜で炊き上げたご飯と長焼御膳(鰻1尾) 6000円(昼)
タレや白焼きもあるが、おすすめは醤油焼き。生醤油で素材の旨みを際立たせた粋な味だ。岐阜の希少米「龍の瞳」を南部鉄器で炊いたご飯も格別。旬の果物を使った「うざく」など、うなぎ料理も特別感にあふれている。
神楽坂『神楽坂 濱千(はません)』(旧鰻蕚)
[住所]東京都新宿区神楽坂5-34-1 DEAR LIFE神楽坂地下1階
[電話]03-6280-8728
[営業時間]11時半〜14時LO、夜は17時半~と20時~の2部制休日
[交通]都営地下鉄大江戸線牛込神楽坂駅A3出口から徒歩3分、地下鉄南北線ほか飯田橋駅B3出口から徒歩5分
▶おとなの週末2024年12月号は「町中華、ときどきガチ中華」
撮影/小島昇、取材/肥田木奈々
※2024年8月号発売時点の情報です。
※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。
…つづく『【店舗情報】うなぎの名店 「東京」 「千葉」 「横浜」 「小田原」 「川崎」 …この夏の 《絶品》 が食べられるお店』では、覆面調査隊が味、技術、サービスなどすべてを加味した上で、自信を持っておすすめできる極上の店を実食レポートしています。