JR東海に所属するT4編成と呼ばれるドクターイエローが間もなく引退するということで、何かとザワついている界隈ではありますが、なにしろいつ走るのかがはっきりしないドクターイエロー。それだけに、たまたま見かけると幸せになれるなんて言われるレアな存在なんだけど、10月12日土曜日は、どうやら確実に見ることができそうなんです! それってどういうことかと言いますと……。
10月12日土曜日、東京駅14時51分発でドクターイエロー出発進行!
東海道新幹線は1964年10月1日に東京駅~新大阪駅間で開業した。そう、今年で60周年、還暦を迎えたのだ。
新幹線60周年を記念してさまざまなイベントが開催されているのだが、特に注目したいのが「ドクターイエロー体験乗車イベント」だ。普段、一般乗客が車内に乗り込むことができないドクターイエローに乗車できるというイベント。すでに抽選が終了しているので、今から体験乗車はできないが、外から見ることはできるじゃありませんか!
体験乗車が開催されるのは10月12日土曜日。東京駅を14時51分に出発して、新大阪駅に17時24分に到着すると公表されている。そう、ドクターイエローが走る日だけではなく、時刻まで公表されているのでありました。
このダイヤは臨時のぞみ401号に近いぞ
過密ダイヤで緻密に運行管理されている新幹線。もちろんドクターイエロー体験乗車とはいえ、好きな時間に走れるわけではない。
普段の検測走行でも実は「予定臨」と呼ばれる、多客時に運転される臨時のぞみ用に事前に設定された運転ダイヤに沿って検測ダイヤが組まれているのだ。逆に言えば、多客時期で臨時のぞみが多数設定されている期間には、ドクターイエロー検測走行のダイヤを入れることができないため、その時期には検測走行がされないのだ。
さて10月12日だ。東京駅14時51分発というと、臨時のぞみ401号のダイヤが相当することがわかる。品川14時59分、新横浜15時10分と停車して名古屋には16時31分に到着し、16時32分に出発。その後は京都に17時07分に到着し、新大阪には17時21分に到着するダイヤだ。
とはいえ、体験乗車では新大阪到着が17時24分の予定とされているので、若干の差異がある。実は臨時のぞみ403号のダイヤだと新大阪到着が17時24分となっている。どうやら体験乗車列車は臨時のぞみ401号と403号のダイヤを使った運転ダイヤとなっているのだろう。