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全店実食調査!『おとなの週末』が自信を持っておすすめするお店をご紹介します。今回は、東京・神楽坂の和食店『神楽坂きくずし』です。

女将の手料理がすこぶる旨い、知る人ぞ知る老舗

最初にお伝えしておくが寿司屋ではございません。元寿司屋の小料理屋さん。昭和23年の創業からこの地で78年、女将の仙波さんで5代目だ。3代目の父の代、寿司の傍らで出していた母の手料理が好評で次第に今のスタイルになったとか。

品書きには旬の刺身に焼魚、5代目が始めたチリビーンズなど洋の味もあって目移りする。何を食べても真っ当に旨いが、身をよじらせたのが「土佐豆腐」。絹ごしにカツオ節をまぶして揚げたそれは舌で儚く崩れるサクふわ感でもう撃沈。

長崎(活)穴子と季節野菜の天ぷら1700円

『神楽坂 きくずし』長崎(活)穴子と季節野菜の天ぷら 1700円 活穴子の他、この日の野菜は舞茸やカボチャなど。卵黄のみを使う衣は色もきれい。仕上げは高温でサクッと揚げる

天ぷらだって大きな活穴子が丸々1本、気風のよさにのけぞった。

「味も量も満足感あるように。母の代からそうでした」。

何と常連さんの最高齢は95歳。正しく真面目な商いの大切さを、その歴史とおいしさが教えてくれる。

『神楽坂 きくずし』女将 仙波亜希子さん

女将の仙波亜希子さん「形は変わっても創業時の『きくずし』で続けています」

『神楽坂 きくずし』

神楽坂『神楽坂きくずし』

[住所]東京都新宿区白銀町1-15
[電話]03-3260-3751
[営業時間]17時半~22時(21時LO)、土:16時~21時(20時LO)
[休日]日・月・土は月1回不定休
[交通]都営地下鉄大江戸線牛込神楽坂駅から徒歩4分・地下鉄東西線神楽坂駅1a出口から徒歩6分など

▶おとなの週末2025年6月号は「満喫!ニッポンの生ビール

『おとなの週末』2025年6月号

撮影/西崎進也、取材/肥田木奈々
※2024年11月号発売時点の情報です。
※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

…つづく「最強コスパの町中華」でも実食レポートしています。

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おとなの週末Web編集部
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