×

気になるキーワードを入力してください

SNSで最新情報をチェック

今や日本の国民食となったラーメン。人々の心を掴むにいたった理由はさまざまにあるが、おいしさを求めた先達の志が大きいのは言うまでもない。スープ、醤油ダレ、麺、具材……開店して10年以上に渡って食べ手の胃と心を掴み続けている店がある。ここからは編集スタッフが「醤油ならやっぱりここ!」と思う名店の中でも、チャーシューやワンタンなどの具をたっぷりのせる店を集めてみた。

icon-gallery

主役は麺!啜る楽しさに無我夢中『食堂七彩』@都立家政

東京下町スタイルのソース炒飯に、麺類もスタミナ系から油そばと豊富なラインナップのなかでも看板を張るのが「喜多方らーめん」だ。

肉喜多方らーめん1480円

『食堂七彩』肉喜多方らーめん 1480円 自慢の麺は踏み込みによるもっちりとしたコシがあり、なめらかな口当たりだ。かえしに使った醤油の香りがスープのコクと共に広がる

「ラーメンの主役は麺」と店長・三次馨さんが語るように、朝からせっせと打つのは5種類の国産小麦粉をブレンドし、水回しから踏み込み、そして切り出した後、いち日寝かせた自家製麺。

親鳥に薩摩本枯節や伊吹イリコなど吟味した素材を炊いたスープから引き出し啜ってみれば、茹でる直前に手揉みした縮れがピロピロとランダムに唇を撫でていく感覚にもう夢中。

さらにもうひとつの名物麺が「稲庭中華そば」。こちらはオーナーと稲庭うどんの老舗がタッグを組んで開発した乾麺で、絹糸のようなツルみを帯びた口当たりの後から干すことで熟成した小麦の香りが鮮やかに返ってきた。表情がガラリと異なるふたつの麺に啜る楽しさを再発見できる。

『食堂七彩』店長 三次馨さん

店長:三次馨さん「麺量は並から大まで同料金です」

『食堂七彩』

[住所]東京都中野区鷺宮3-1-12
[電話]03-3330-9266
[営業時間]11時半〜15時、18時〜翌1時、土・日・祝:11時半〜20時半
[休日]火
[交通]西武新宿線都立家政駅北口から徒歩2分

次のページ
スープもトッピングも丁寧な仕事が光る一杯『麺や維新』@目黒
icon-next-galary
1 2 3 4icon-next
関連記事
あなたにおすすめ

この記事のライター

おとなの週末Web編集部
おとなの週末Web編集部

おとなの週末Web編集部

おとなの自動車保険

最新刊

初夏の風が爽やかに吹く今日この頃。2025年5月15日に発売される「おとなの週末」6月号では、ニッポ…