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全国には数多くの難読地名が存在します。うっかり読み間違えて恥ずかしい思いをした人も多いはず。

本コーナーでは、読み間違いが多い難読地名を名前の由来だけではなく、特産品や地元グルメ情報とともにご紹介します。

文、画像/おと週Web編集部

【写真ギャラリーで読み方を当てよう】 何問わかる? 過去に出題された難読漢字の読み方に挑戦!!

難易度:★★★☆☆

■難読漢字、地名編の正解はこちら

正解:いなべ

員弁は、三重県の北西部に位置する地域で、もともと員弁郡(いなべぐん)と呼ばれていましたが、現在は周辺の町が合併して、いなべ市となっています。

地名の由来には諸説ありますが、有力なのは奈良時代の地名「伊奈波(いなば)」が変化し、音の転訛によって「いなべ」になったという説です。

平安時代に編纂された法令・制度の書「延喜式(えんぎしき)」にも「伊奈波神社」という名前が登場しており、この神社に関わる地域の名前が、後に員弁へとつながったと考えられています。

また、「弁」は「分ける」「配る」の意味を持つ漢字で、古くは水の流れを分ける地形や交通の分岐点を指すこともあり、川の多いこの地域の地理的特徴が名前の由来になったという説もあります。

実際、いなべ市内には員弁川や三岐鉄道北勢線などが走り、歴史的にも交通の要衝として栄えてきました。

この地域は自然豊かで、特に春の梅林公園や秋の紅葉が美しい宇賀渓など、四季折々の風景が楽しめるスポットが点在します。

地元産の茶葉を使った「いなべ紅茶」、自然栽培の米、ブルーベリー、イチゴなどのフルーツ栽培が盛んです。

「いなべ紅茶」はブランド化が進められ、地域の特産品として注目を集めています。

近年では地域おこしの一環として「いなべプリン」や「いなべカレー」が開発され、イベントや道の駅などで積極的にPRされています。

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おとなの週末Web編集部
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