スイーツ好き女優・大野いとさんオススメの“おかし”に合うコーヒーを、コーヒー好き女優・美山加恋さんがレコメンドし、フードペアリングする連載「おかしなコーヒーのハーモニー」。今回は、大野いとさんからのバトンを受け、美山さんがセレクト。前回大野さんがオススメした、東京・仙川で話題の新店のシュークリームをソムリエ的見地で合わせています。
コーヒーをワイングラスで飲む
地方に行ったら必ずカフェ巡りをすると決めているので、おのずと地方カフェのご紹介も増えている私の回。今回も例によって東京から足を伸ばし新幹線で約2時間半(私は車で行ったので驚異の7時間運転でしたが)。
意外と近い!? 石川・金沢のカフェをご紹介します。
前回のいとちゃんが紹介してくれたパティスリーのシュークリーム。ワインとかだと料理と合わせるのもはっきりとした組み合わせがあるけど、コーヒーだとどうなんだろう? ということで、そうですね、なかなか聞かないと思うのですが、”ワインソムリエ”がいるようにコーヒーにもソムリエと名のつく資格があるんですよ。
わたし、その資格持ってます。
えっへん。
とはいえワインのソムリエの方とは全然違う資格なので比べられませんが、今回そのお話を聞いてピンときたカフェがありました。
それがこちら。
『Nonstop Coffee Stand & Roastery』
金沢の中でも観光地として有名な東茶屋街エリアにあり、メインストリートから少し歩くと見えてくる、ひっそりと佇むメルボルンスタイルのコーヒースタンド。
私はメルボルンを訪れたことはありませんが、コーヒーの先進都市のようです。なんとメルボルンにあるコーヒーショップのほとんどはチェーン店ではなく、個人経営なんだとか。
そんなコーヒーショップ大国メルボルンで修業された店主が金沢に2020年オープン。海外の方から地元の方まで客層も様々でした。
ぱっと見は日本家屋らしい和な雰囲気ですが、メニューが英語で統一されていたりと、和モダンな空間。
その店内で自家焙煎をされているようで、コーヒー豆のいい香りがふわっと香ってきます。スタンド形式のお店ということでさっそく中を覗くと、面白いものがありました。
それはまるで実験器具のようなもの。中にコーヒー豆が入っていて、空気を送って香りを嗅ぐことができるんです。
コーヒーの香りをテイスティングしていると、まるでワインのテイスティングをしているような気分にもなります。
外のテラスでコーヒーをいただくこともできるのですが、こんなワイングラスで提供されるとのこと。ワイングラスだと香りを感じやすいからのようです。
コーヒーとワインってどこか繋がるものがあるのかもしれませんね。
香りでテイスティングして自分にあったコーヒー豆を選べるという経験は、コーヒー初心者にとってもいい思い出になるし、お気に入りが見つかるとコーヒーとの距離もグッと縮まることでしょう。
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¥4,380(税込)
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¥5,400(税込)
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¥5,100(税込)
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¥5,280(税込)