「11月5日」。今日は何の日でしょう?答えは「いいたまごの日」!一般社団法人日本養鶏協会など関係団体によって、2010(平成22)年に制定されました。国際鶏卵委員会(IEC)によると、2023年の日本での年間鶏卵消費量は320個と、世界でも第4位の消費量を誇ります。そんな日本人の生活になくてはならない「たまご」について、鮮度や選び方など気になっていたことを調べました。
「たまご」のちょっと複雑な話
「いいたまごの日」が11月5日になったのは、「いい(11)たまご(05)」の語呂合わせです。
日々の食卓に登場する回数が比較的多いのが「たまご」でしょう。「完全栄養食品」ともいわれる栄養価の高い食材で、ほとんどが国内で生産されており、農林水産省が発表した「令和6年度 食料自給率について」によると、カロリーベース食料国産率は98%とほかの食材に比べ、圧倒的な高水準になっています。
しかし、カロリーベース食料自給率になると、数値は12%まで下がります。何故なのでしょうか。
これは、卵を生む鶏の餌を輸入に頼っているため、カロリーベースの食料自給率では、下がってしまうのです。鶏の餌を輸入することができなくなってしまうと、供給は追いつかなくなってしまいます。“国産率”と“自給率”に大きな乖離が生まれている理由です。


