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「11月17日」。今日は何の日でしょう?答えは「将棋の日」!江戸時代に行われていた「御城将棋」の式日(旧暦)にちなみ、日本将棋連盟によって制定されました。AIの登場により、プロ棋士のトレーニングや研究がより高度になっている将棋界の今と昔について、調べてみました。

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1990年代には女性ファンも急増!

公益社団法人・日本将棋連盟(東京都渋谷区千駄ヶ谷)が、「将棋の普及とファンとの交流」を目的として、1975(昭和50)年に記念日として制定。

江戸時代には、江戸城で年に一度、徳川将軍の御前で対局を行う「御城将棋」がありました。時代劇「暴れん坊将軍」のモデルになったといわれている8代将軍徳川吉宗の時代(1716~45年)になり、「御城将棋」が旧暦における11月17日に定められました。

筆者世代のプロ棋士でパッと頭に浮かんでくるのは、元日本将棋連盟会長の羽生善治九段。中学生でプロ棋士となった後、初タイトルとして竜王位を獲得。将棋界で初の全7タイトル(竜王・名人・王位・王座・棋王・王将・棋聖)を独占しました。※2017年度から叡王が加わり全8タイトルに。

プロ棋士の対局では10手先、それ以上まで読むのがふつうなのだそう(photoAC)

七冠制覇なるか?は、当時世間の大きな関心事に。将棋に興味のなかった若い女性のファンが増えるという現象も。注目の羽生善治九段は、テレビやCM、雑誌などにも登場し、アイドル並みの露出でした。そして最も世間をあっと驚かせたのは、女優・畠田理恵さんとの結婚(1996年)でした。テレビに映るツーショットがとても微笑ましかったのを覚えています。そういえば、1990年代は野球選手や力士と女子アナの結婚が続々とあった頃。ちなみに競馬騎手の武豊さんが女優の佐野量子さんと結婚したのは1995年でした。

伝統文化を未来へとつなぐ若い世代の活躍

2016年10月には、14歳2ヵ月の史上最年少で四段に昇段し、プロ棋士となった“天才”が現れます。藤井聡太竜王・名人(王位・棋聖・棋王・王将)です。しかも無敗で公式戦最多連勝の新記録を打ち立てました。

2025年11月13日には竜王戦で5連覇を飾り、23歳3カ月の若さで「永世竜王」の資格を得ました。棋聖・王位に続いて3つ目の永世称号で、史上最年少で永世三冠を得ました。

将棋の王将コマ Photo by Adobestock

また、2025年4月に四段昇段を果たした現役最年少プロ棋士の炭崎俊毅四段(17歳)など、次々と天才的な人たちが活躍しています。盤面を見つめてじっと考えている姿を見ていると、彼らの頭の中は一体どうなっているのだろうと思います。

最近ではそんなプロ棋士たちがAIを使ってその腕を磨いているようです。日本の伝統文化の世界とAIが融合する時代。伝統文化を未来へと継いでいく若い世代の活躍に期待しましょう!

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『おとなの週末』Web編集部
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