早稲の水田が広がる地に、大隈重信が東京専門学校を創立したのは1882年。その後、早稲田大学と呼ばれるようになり、多くの学生、教授たちの集う地として発展し、今も多くの老舗が残る。今回は、学生はもちろん近隣のビジネスマンも通うキッチンを厳選しました。
復活した老舗洋食で風情と味を守り続ける『キッチン南国』@早稲田
場所は早大南門から目と鼻の先。元学生ならこう思うかもしれない。“南国ではなく南海では?”
そう、2022年に約50年続いた歴史に一旦幕を下ろしたものの、すぐさま同じ商店会メンバーの石井直樹さんが引き継ぎ、看板を変えて再スタートを切ったのだ。とはいえ店の風情もメニューも、もちろんレシピも当時のまんま。
海老フライ(2尾)・しょうが焼き1130円
生姜焼きは醤油を立たせた濃いめの味付けがご飯を呼び、カレーは福神漬けの汁を混ぜた甘みとコクからピリリとスパイスの刺激がやってくる。
「昔から通っているお客さんに、“続けてくれてありがとう”って言われるのがうれしくて」と石井直樹さん。
その言葉を励みに毎日せっせと料理を作り味を繋いでいる。
店主:石井直樹さん「味を変えることなく守っていきます!」
[店名]『キッチン南国』
[住所]東京都新宿区戸塚町1-101-15武藤ビル1階
[電話]03-3208-2554
[営業時間]11時〜15時、17時〜20時、土・日・祝:11時〜15時
[休日]不定休
[交通]地下鉄東西線早稲田駅3b出口から徒歩3分
















