転勤シーズンにご紹介する札幌と福岡のご当地グルメシリーズ。先週の博多ラーメンに続き、今週は札幌味噌ラーメンを取り上げます。札幌と同じ北国で生まれ育った筆者にとって、熱々の味噌ラーメンは今も心に残る思い出の味です。子供の頃、父親に連れて行ってもらった山形市内のラーメン屋さんが大好きで、厳しい寒さのなか食べた味噌ラーメンは本当に美味しかった。
ネギやもやしがたっぷりのその一杯は、縮れ麺を持ち上げると味噌(たぶんニンニク入り)と小麦の香りが混ざり合った、ふくよかな匂いが鼻孔をくすぐる。その瞬間が大好きでした。場所も店名もうっすらとしか覚えていませんが、帰省するたびにその界隈をウロウロしてしまいます(笑)。いつか同じような味噌ラーメンに巡り合いたいものです。
ねぎたっぷり『喜来渡』と昭和な『ねるら』の魚介濃厚味噌ラーメン
では、お薦めの「札幌味噌ラーメン」をご紹介します。最初に取り上げるのは『喜来渡(きらいと、札幌市中央区)』です。札幌で食べる味噌ラーメンの中で、先に記した思い出の味に一番近いお店です。2000年に創業。すすきのの有名なアーケード街「狸小路商店街」に店を構えます。
何せ同店の「みそラーメン」は野菜の量がとても多く、麺はまったく見えません。地元では「ねぎマウンテン」と呼ばれているとか(笑)。
メンマと挽肉の風味、麺をリフトした時に感じる香りは、山形の味噌ラーメンを思い出させます。次に、こりこりと美味しい枝豆とビールをあわせ、またラーメンへ。幼い頃を思い出す、至福の時間を過ごしました。
つづいて『ラーメンねるら(札幌市中央区)』をご紹介します。冬は雪まつり、夏はビアガーデンで有名な「大通公園」からほど近い場所にあります。数年前に初めて訪問したのですが、今にも壊れそうな古い建物に入っており、昭和の雰囲気が色濃く漂っています。その趣を映像に残そうと、同店では映画の撮影なども行われたようです。
まずはビールと「出汁巻き玉子」でほっこり。目玉焼きもオムレツも、卵料理はどんな形にしてもおいしいですよね。
続いて「魚介濃厚味噌ラーメン」が到着しました。魚介濃厚スープに魚粉を加えたようですが、それほど濃くもなく丁度いい感じです。同店は魚介の香る、あっさりとしたスープの醤油ラーメンも人気です。
この記事を書いている時にあるニュースを発見しました。なんと、昨年(2025年)12月19日をもって、同店はいったん店を閉めたようです。先に記したように建物が古く、ついに立ち退きにあったよう。店頭に貼ってある「次の店舗は全力で探している最中です」という店主の言葉が、一日も早く実現することを切に願います。










