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旬の食材は食べて美味しいだけではなく、栄養もたっぷり。本コーナーでは魚や野菜、果物など旬食材の魅力をご紹介します。
さて、今回のテーマとなる食材は?

文/おと週Web編集部、画像/写真AC

■お菓子づくりに

正解:ラズベリー

難易度:★★☆☆

香りも一級品です

ラズベリーとはバラ科キイチゴ属に属する低木性の果実で、日本語では「木苺(きいちご)」という総称で古くから親しまれてきました。

果実をよく見ると、小さな粒がたくさん集まっているのがわかります。この小さな粒一つひとつが「小核果(しょうかくか)」と呼ばれる独立した果実で、これらが集まることで、ふっくらとしたひと粒を形作っています。

世界的にはロシアやポーランド、セルビアなどが主要な生産国として知られ、アメリカではカリフォルニア州が代表的な産地となっています。

これらの地域は夏でも比較的冷涼で、乾燥した気候を好むラズベリーの栽培に適しています。

いっぽう、日本国内では北海道や長野県といった冷涼な地域を中心に、小規模ながら質の高いものが栽培されています。

ただし、店頭で見かけるフレッシュなラズベリーの多くは、海外からの空輸品、あるいは冷凍品が主流となっているのが実情です。

旬の時期は、品種や地域によって異なりますが、一般的には6月から7月です。また、「一季なり」と「二季なり」の品種があり、二季なりのものであれば9月から10月頃にも再び収穫期を迎えます。

現在流通しているもののほとんどは、野生種を改良した栽培品種です。

かつてはヨーロッパ原産の「ヨーロッパキイチゴ」などが野山に自生していましたが、より実が大きく、収穫量が多くなるように長い年月をかけて品種改良が進められてきました。

現在では、赤い実だけでなく、黄色い実をつけるゴールデンラズベリーなど、多様な品種がガーデニング愛好家の間でも人気を集めています。

鮮烈な酸味と、それに負けない華やかで甘い香りをもつことが味わいの特徴。口に含んだ瞬間に広がる甘酸っぱさは非常に上品で、後味には野趣あふれる風味が残ります。

とくにその香りは「ラズベリーケトン」という成分に由来するもので、ほかのベリー類にはない、香水のような高貴な芳香を放ちます。

この独特の香気成分は、かつては調香師たちの間でも珍重され、現代でも多くのスイーツやリキュールの風味づけに使われています。

生のままであれば、ヨーグルトやシリアルのトッピングにするのがもっとも手軽な楽しみ方でしょう。

また、ラズベリー特有の酸味は、肉の脂っぽさを和らげてくれるため、鴨肉や鹿肉のソースにもよく使われます。砂糖やワインと一緒に煮詰めてソースにする食べ方は、フランス料理などでもよく知られた使い方です。

ペクチンを豊富に含んでいるため、少しの砂糖とともに加熱するだけで、美しい色と濃厚な風味を閉じ込めたジャムに仕上がります。

さらに、ペースト状にして裏ごししたものは「フランボワーズ・クーリ」と呼ばれ、真っ白なチーズケーキやバニラアイスクリームに一滴垂らすだけで、デザートの味わいや見た目をぐっと華やかにしてくれます。

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美味しいラズベリーの見分け方
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『おとなの週末』Web編集部
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