仲間と楽しむ仕事終わりの一杯。カウンターでひとりのんびりやる際のお供。瓶ビールは雰囲気を選ばず人を選ばず、いつもの「旨い」を届けてくれる存在だ。そんな瓶ビールを手にしたくなること請け合いの、東京・新宿の名酒場を紹介します。
【貝料理×晴れ風】海の幸はいいよ体を芯から元気にしてくれる『貝料理専門 はまぐり 新宿』@新宿三丁目
「貝料理の店に来たら、聞かなきゃダメ。何が入ってる?どれがよく出るの?ってね」と暖簾を守る店主が笑顔で迎える。
旬もあるし、潮目にもよる。入荷は色々。気にしていたら始まらないのが貝の道。
まずはシュポンと栓を抜きまして、大雑把に「今日は何?」で始めればいいのだ。
晴れ風(大瓶)700円、帆立貝たれ焼き 1800円
貝ラバーは店主も客も話好きだ。瓶ビールを傾けながら、“海況”について、この先2~3週間の入荷の見通しについて、語り合うのが楽しさだ。
「若いうちは、特上カルビや大トロが食べたいけど金がない。金ができる頃には年取って胃が欲しがらない。だから貝に来るのよ」と店主トークは今夜も軽快。
お刺身のいいところをいただいて、焼き物か煮物へ。熱を入れると貝は途端に人懐っこい甘みを増す。
海のエキスを閉じ込めたコクある旨みが体の芯で弾けるのを感じると、アブクがもう少し欲しくなって、ビールをあと一本!
店主:越後谷広明さん「気軽に声かけてくださいね。お話ししましょう」
新宿三丁目『貝料理専門 はまぐり 新宿』
[店名]『貝料理専門 はまぐり 新宿』
[住所]東京都新宿区新宿3-8-4
[電話]03-3354-9018
[営業時間]17時~23時
[休日]日・祝
[交通]都営新宿線新宿三丁目駅C1出口から徒歩3分
【街中華×クラシックラガー】「とりビー!(とりあえずビール!) 」と言いたい店ナンバー1『岐阜屋』@新宿
とりあえずビール、とりビー。この言葉が新宿でいちばん似合うお店。
戦後の闇市のラーメン屋に端を発し、元日も開けている「思い出横丁」名物の町中華だ。
売れない芸人から、企業の社長、年金暮らしのご夫婦まで、国籍も様々だ。“新宿は人種の坩堝”を感じるカウンターに腰掛け、シュポンと開けて小さめのコップで飲りゃあ、のんびりと時が流れていく。
クラシックラガー(大瓶)750円、蒸し鶏 500円、木耳玉子炒め 700円

店主曰く「(鍋の)振り手にお客がついている」というほどの常連愛に支えられていて、飲む人にも食べる人にも合うように、話せば塩加減も変えてくれる。
(1)年配者にやさしい店でありたいという思いから若者が好む甘い酒は置かない。
(2)繁盛するに連れて、3軒を合体させて1軒にしたため中2階のような不思議な構造になっている。
(3)厨房が狭く大鍋が置けないから揚げ物はない。など逸話の宝庫である。
夜の新宿出撃の1軒目にもピッタリだ。
オーナー:堤正秀さん「思い出横丁で飲むビールは、しみじみ旨いもんです」
新宿『岐阜屋』
[店名]『岐阜屋』
[住所]東京都新宿区西新宿1-2-1
[電話]03-3342-6858
[営業時間]9時~翌1時
[休日]無休
[交通]JR山手線ほか新宿駅西口から徒歩2分
撮影/鵜澤昭彦(貝料理専門 はまぐり 新宿)、浅沼ノア(岐阜屋)、取材/輔老 心
※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。
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