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2004年から介護老人保健施設の施設長を務め、日々多くの高齢者を診察されている医師の田口真子先生。現場での経験や切実な想いをつづったブログは、にほんブログ村の「高齢者福祉・介護」ランキングで1位を獲得して大きな話題に。この大反響を呼んだブログをベースにした『最高の最期』では、田口先生が現代社会に生きる私たちへ「ぜひ知っておいてほしい」と願うメッセージをまとめた1冊です。今回はその内容の一部をご紹介します。【全3回の第1回】

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少しでも介護を遠ざけるには

みなさんもご存じの通り、日本人の平均寿命は着実に延びていて、2024年(令和6年)時点では男性が約81.1歳、女性が約87.1歳と世界トップクラスです。

一方で、健康寿命(健康上の問題で日常生活に制限なく過ごせる期間)の伸びは悪く、2022年(令和4年)において男性が約72.6歳、女性が約75.5歳にとどまり、平均寿命との差は男性で約8.5年、女性で約11.6年。これはつまり、生涯のうち健康で自立した生活が送れない(「不健康な」)期間。男女どちらもおよそ10年程度は介護が必要になる可能性があるということです。

みんな自分の力で生活して天寿を全うしたいと思っています。でも現在の医療は命を救うことはできても、老化そのものに抗うことはできません。治療によって死が遠くなっても、弱った筋力やもろくなった骨を元に戻すことは難しいのです。

中でも、脳の老化である認知症は高齢者の5人に1人が発症するとも言われていて、介護の原因疾患として脳卒中を抑えて第1位ですが、これもまた現在のところ治すことはできません。

わかっていても、ひょっとしたらと思って本を買いたくなる気持ちもわかりますが、健康な状態で寿命を全うしたくてもそれが叶わない人がたくさんいるのが現実です。

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介護を遠ざける、当たり前の8項目
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『おとなの週末』Web編集部
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