旬の食材は食べて美味しいだけではなく、栄養もたっぷり。本コーナーでは魚や野菜、果物など旬食材の魅力をご紹介します。
さて、今回のテーマとなる食材は?
文/おと週Web編集部、画像/写真AC
■コク深い
正解:ピーカンナッツ
難易度:★★★★★
スイーツとの相性は抜群です
ピーカンナッツとは、クルミ科ペカン属に属する落葉高木「ペカン」の種子です。アメリカ中部からメキシコにかけてが原産地です。
日本では「ペカンナッツ」や「ペカン」と呼ばれることもあります。
一般的なクルミによく似ていますが、殻は比較的滑らかで細長く、中の実もクルミよりほっそりとした形をしています。
主産地での収穫期は、秋から初冬で、実が成熟すると外側を覆う果皮が裂けて自然に落ちたものを集めたり、機械で木をゆすって落としたりして収穫します。
日本では輸入品が中心で、未ローストのものから、素焼き、味付きまでさまざまなものがあり、一年を通して購入できます。
一般的なクルミに比べると、皮に由来するエグみや渋みを感じにくく、かむほどにやさしい甘みと香ばしさが口の中に広がります。
可食部のおよそ7割を脂質が占めており、バターを思わせる濃厚なコクがあります。それでいてくどさは控えめで、後味はまろやかです。
食感はサクッと軽やかで、口の中でほろりとほどけます。
スイーツとの相性は数あるナッツのなかでも群を抜いています。代表的なお菓子といえば、アメリカで親しまれている「ピーカンパイ」です。
卵や砂糖、バター、コーンシロップなどで作った濃厚なフィリングにピーカンナッツをたっぷり加えて焼き上げたもので、感謝祭をはじめ、ホリデーシーズンの定番菓子として知られています。
甘いお菓子ばかりではなく、普段の料理のアクセントとして使うのもおすすめです。
たとえば、ベビーリーフに薄切りのリンゴ、ドライクランベリー、ブルーチーズ、粗く刻んだピーカンナッツを合わせれば、甘みと塩気、香ばしさが楽しめるサラダになります。オリーブオイルと酢、はちみつを合わせた甘酸っぱいドレッシングともよく合います。
このほか、細かく砕いて鶏肉や白身魚の衣にしたり、カボチャやサツマイモのサラダに入れたり、パスタやリゾットに加えたりするのもおすすめです。少量加えるだけでも、いつもの料理に香ばしさとコクをプラスできます。


