海も山も豊だから旨いんだな、ビールが!
上越妙高を過ぎて北陸新幹線が大きくカーブすると「おー海が見える!」と叫んでしまった。
糸魚川から先は海沿いを走るので、窓からの景色がガラリと変わる。
旅気分乗ってきましたよ~。
黒々した立山連峰が見えてくればもう富山駅は近い!
さて今回のミッションは、“富山の地元ビールと地元食材を食い尽くせ”なのである。
あぁなんてシアワセな仕事なのだ。
駅から歩いて行ける『季の香』は富山の旬の魚介が目白押しだ。
越中の台所 季の香(最寄駅:富山駅)
漁港で直接仕入れた旬の魚介が満載
店内にはずらーり芸能人のサインがある有名店。
こちらのご主人、美味しいもの好きが高じて店を始めてしまったそうで、その情熱はなかなかに熱い!
▲生ほたるイカ昆布〆め 1000~1500円
宇奈月ビール十字峡 860円
「本当に美味しいものは足を運ばないと分けてもらえないからね」と、あちこちの港で漁師さんから直に仕入れているという。
「獲る人で魚の美味しさって違うんですよ」ときっぱり。
うーむ深いです。
まずはホタルイカの昆布〆めからいただきます!
これと合わせたのがフルーティで軽い『宇奈月ビール』のケルシュ。
なんとも相性よく、ぐいぐい飲んじゃいました。
さて魚介も食べ尽くしたかなというところで、2軒目『バルバンコ』に突入。
スペインバルへと滑り込み、1階を素通りして2階へ。
バルバンコ(最寄駅:富山駅)
富山が誇る牛肉を炭火焼きで味わう
そこは隠れ家炭火焼きレストランになっているのだ(別に隠れてないけど)。
池多牛をはじめ、富山の牧場で愛情いっぱいに育った牛を腕、足などの塊で仕入れて部位ごとに焼いてくれる。
▲富山牛みすじ炭火焼き 3200円
はかまエール 1600円
希少部位を含むおすすめの部位を200gから炭火で焼きあげる。
『城端麦酒』の〈はかまエール〉と味わえば最高の気分!
そして器もすごくカッコいい……。
「富山の作家さんなんです。世界的に有名なレストランでも使われていますよ」。
うふふと店主の高野幸さんはチャーミングに微笑む。
海も山も食材が豊富だし、そんなすごい陶芸家もいるとは、富山っていいですね!
翌日は駅弁×ビールの旅というわけで、ローカル線「あいの風とやま鉄道」に乗ってみた。
お供はもちろん富山と言えばの鱒ずし。
のんびりいい雰囲気だが、本数が少ないので帰りの時刻はチェックしておきたい。
でないと駅で40分待ちぼうけなんてハメに。
駅弁&ビール情報
ほっこり柔らかい塩気がビールを誘う鱒ずし
鱒ずしは数社が作っていてそれぞれ味が違うので、食べ比べて自分好みを探したい。
この相棒にはキリンビールが手がけた「富山づくり」と決めていたがなんと完売!
そこで「一番搾り」や地元の『宇奈月ビール』をお供に。
駅弁はほかに蛍いかの釜飯などもあり。
我々は終点越中宮崎で降りて、海を見ながらまたしてもプハッ。
クッーたまらん。
ローカル線と地元ビール旅、この夏クセになりそう!
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