ハンガリーの食卓に欠かせないパプリカ。「日本でいうと味噌のような存在。でもパプリカには味がない。大事なのは色と香りです」と齊藤一正シェフは言う。
画像ギャラリーキッチン カントリー(最寄駅:自由が丘駅)
パプリカが食欲を刺激! サラサラで飲みやすいハンガリーの国民食
なぜ無味なのにパプリカが必須なのか。グャーシュを頼めば理由がわかる。パプリカの芳香が食欲を刺激するため、飲む匙を止めるのは不可能。玉ネギ、トマト、牛スネ肉と食べるうちに、食材の美味しさが口内で繋がり合う。「ハンガリーは煮込み料理が多いけれど、ルウをあまり使わない。サラリとした仕上がりで親しみやすいんです」。1955年から続く洋食店が、ハンガリー料理店に看板を変えて25年。齊藤さん夫婦の気さくな人柄もあり、中欧の味は着実に東京に根付いている。
グャーシュ
1280円
ロールキャベツ
1580円
チキンパプリカ
1580円
お店からの一言
「現地や大使館の方に教わった親しみやすい味わいです」
キッチン カントリーの店舗情報
[住所]東京都目黒区自由が丘1-28-8 自由が丘デパート3階 [TEL]03-3717-4790 [営業時間]11時半~14時LO、18時~21時半LO ※ランチタイム有 [休日]水 [席]24席 カード可/予約可/サ・お通し代なし [交通アクセス]東急東横線ほか自由が丘駅から徒歩1分
撮影/鵜澤昭彦 取材/岡野孝次
2019年3月号発売時点の情報です。
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