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「永井荷風先生は毎日同じ時間にいらして、同じ席に座り、いつも『かしわ南ばん』を頼んで召し上がっていたそうです」と語るのは、万延元年(1860)創業の尾張屋・6代目で修業中の田中秀典さん。具は特注のごま油で炒めた鶏ムネ肉と、たっぷりのネギ。

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※コロナ禍で外食が自粛・縮小されている状況ではありますが、ぜひ知っておいて欲しい飲食店を、ご紹介しております。

尾張屋(最寄駅:浅草駅)

浅草を愛した荷風が毎日通い続けた蕎麦

永井が一滴も残さず飲み干していたという蕎麦つゆのダシは、3キロ以上ものカツオ節を長時間火にかけてとっているもの。毎日食べても飽きのこないよう、前に出すぎない味を保ち続けているという。地元のお客にも愛され続けている、滋養が体に行き渡るような一杯だ。

かしわ南ばん

1100円

のど越しのよい細打ちの二八蕎麦を使用

天ぷらそば

1600円

丼からはみ出す大きなエビ天。良質のごま油で揚げ、コクがありながらもさっぱりした衣でダシの風味と合う

お店からの一言

店主 田中秀典さん

「地元のお得意様に支えられて159年続いている味です」

尾張屋の店舗情報

[住所]東京都台東区浅草1-7-1 [TEL]03-3845-4500 [営業時間]11時半~20時半LO ※ランチタイム有 [休日]金 [席]全70席/全席禁煙/予約不可/カード不可 [交通アクセス]地下鉄銀座線ほか浅草駅1番出口から徒歩4分

電話番号 03-3845-4500

撮影/大西尚明 取材/赤谷まりえ

2019年10月号発売時点の情報です。

※全国での新型コロナウイルスの感染拡大等により、営業時間やメニュー等に変更が生じる可能性があるため、訪問の際は、事前に各お店に最新情報をご確認くださいますようお願いいたします。また、各自治体の情報をご参照の上、充分な感染症対策を実施し、適切なご利用をお願いいたします。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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