手土産にも自分用にも◎ 麻布十番のおやつ(1)和菓子編

まんじゅう、お菓子、ケーキetc.….。東京・麻布十番をぶらり歩けば、そこかしこでおやつにぴったりなアイテムに出会います。自分用によし、手土産によしな逸品を集めてみました。今回は、和菓子編!

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『浪花家総本店』

鯛焼き(1匹180円)

薄皮に風味のいい あんこがぎっしり 縁起のいい形だね!

鯛焼きは中が透けるほどの薄皮で頭から尻尾まであんこがぎっしり。

1日一釜、厳選した北海道産小豆を8時間かけて炊き上げるというあんこは甘過ぎず、風味よく何とも旨い。ちょっと焦げ目もついた皮と餡のハーモニーも抜群だ。1匹ずつ焼く伝統の製法も創業以来。

店内では宇治金時ミルクのかき氷や焼きそばも人気!

[住所]東京都港区麻布十番1-8-14
[電話]03-3583-4975
[営業時間]10時~19時(店内飲食は11時~19時)
[休日]火、第3水
[交通]地下鉄南北線ほか麻布十番駅4番出口から徒歩3分

『浪花家総本店』

『紀文堂』

七福神人形焼(1個100円)
ワッフル(チョコ、カスタード、あんず 各1個150円~)

手焼きならではの存在感抜群なワッフル!

無添加の原料にこだわり、一つひとつ手焼きで作るのも昔ながら。ほっとする店構えの店内では仕事場で作っている様子も見える。

ふっくらした中にぎっしりこし餡が詰まった七福神人形焼。そしてワッフルが旨し。しっとりした生地に卵感大の濃厚カスタード。あんずジャム入りも定番だ。

季節ごとに登場する味も楽しみ!

[住所]東京都港区麻布十番2-4-9
[電話]03-3451-8918
[営業時間]9時半~19時
[休日]火
[交通]地下鉄南北線ほか麻布十番駅4番出口から徒歩3分
『紀文堂』

『麻布かりんと』

和三盆かりんと(ひと袋420円)
和三盆かりんと(ひと袋420円)
蜂蜜かりんと 黒(ひと袋390円)
蜂蜜かりんと 黒(ひと袋390円)

品よく楽しく いろんな甘みあり かりんと50選!

和紙のパッケージが素敵で手土産にも◎。

昔懐かしの和菓子かりんとうが、なんと50種類。国内産黒糖に黒ごまを使った「麻布かりんと」を基本に、素材を吟味した楽しさが広がる。

細めのカリッとした生地に上品に消えてくような甘みの「和三盆かりんと」、独特の風味と甘さが広がる「蜂蜜かりんと黒」もおすすめっす!

[住所]東京都港区麻布十番1-7-9
[電話]03-5785-5388
[営業時間]11時~17時
[休日]第2火
[交通]地下鉄南北線ほか麻布十番駅4番出口から徒歩4分

『麻布かりんと』

『豆源本店』

おとぼけ豆(324円)
揚おかき(小、400円)
塩おかき(小、400円)

いろんな豆の風味が生きた豆菓子と絶品おかきが感涙もん

江戸時代から続く、麻布十番のアイコンともいえる老舗豆菓子屋さんなのだ。

まずは一番人気という「おとぼけ豆」を食べれば豆菓子の魅力にハマること必至。サクッカリッとした軽い食感で甘い豆の風味とほどよい塩味、青海苔、きざみ海苔、海老の風味が後を引く。

シンプルなのに感動的に旨い「塩おかき」も忘れずに!

[住所]東京都港区麻布十番1-8-12
[電話]03-3583-0962
[営業時間]10時~18時半
[休日]火(不定休)
[交通]地下鉄南北線ほか麻布十番駅4番出口から徒歩4分

『豆源本店』

『しろいくろ』

塩黒豆ロールケーキ くろ
塩黒豆ロールケーキ しろ
(1本1728円、写真はハーフ&ハーフ1728円より)

黒豆塩大福(1個 280円)

モノトーンの黒豆スイーツは大人の味わい!

最高級の丹波黒豆を贅沢に使ったオリジナルのお菓子は、どれもシックな佇まいにして、染みるような大人の味わい。

黒豆塩大福はかわいいまん丸の中にごろっと黒豆がいて、いい塩梅の塩気と甘さのあんこ、やさしい食感も◎

黒豆塩ロールケーキは甘さ控えめでやさしいクリーム、レモンの香りや素材の美味しさしみじみ。

[住所]東京都港区麻布十番1-8-14
[電話]03-3583-4975
[営業時間]10時~18時(店内飲食は11時~17時半)
[休日]不定休
[交通]地下鉄南北線ほか麻布十番駅4番出口から徒歩3分
『しろいくろ』

伝統とセンスと個性と ぜ~んぶ楽しめます

かつて子供のころ、大人になったら一度はやってみたいと思っていたことがある。それは買い食い。思いっきしの。で、いいオッサンながら、今その夢が叶うわけだ。それも麻布十番で。

知っているかどうかわからないが、実は麻布十番は“おみや”の宝庫である。懐かしさとイカした感じが入り混じる十番商店街には、あちこちに気になる店が点在しているのだ。

まずはオーソドックスに和菓子から参ろう。こちらの商店街、実は歴史が古い。なんなら江戸時代から栄え、創業100年以上のグッとくる老舗も多いのだ。

で、勝手にハズせない “老舗三羽ガラス”としてチョイスしたのが『浪花家総本店』『紀文堂』『豆源』だ。創業は順に、明治42年、明治43年、豆源に至っては慶応元年ですから。

って、もちろん古いだけではない。薄皮にほどよい甘さの餡を包んでパリッと香ばしい、まさに元祖鯛焼き。ホカホカがたまりません。
紀文堂の人形焼もワッフルもすべて手作りで手焼き。生地はふっくらキメが細かいですぞ。

そして豆源に行ったら、個人的に定番の「おとぼけ豆」と「塩おかき」はマスト。豆の風味にも、丁寧な仕事にも脱帽っす。

が、しかし、老舗ばかりじゃない。そんな背景が呼び寄せるのか、この街にしっくりくるセンスと個性の店がさらにある。

まずは『麻布かりんと』
和紙のパッケージもお洒落過ぎるかりんと50選。生地に蜂蜜を練り込んだ「蜂蜜かりんと黒」をパリポリ。ん~~、上品な甘さと独特の風味がたまらん。

そして『しろいくろ』
そもそもレトロな店の佇まいからして何々? って思うのだけど、最高級の丹羽黒豆を使ったオリジナルのお菓子。豆感と絶妙な塩加減に感動の黒豆塩大福も、染みいるようなロールケーキも、ちょっと忘れられないなあ。

撮影/鵜澤昭彦 取材/池田一郎
※店のデータは、2021年5月号発売時点の情報です。

※全国での新型コロナウイルスの感染拡大等により、営業時間やメニュー等に変更が生じる可能性があるため、訪問の際は、事前に各お店に最新情報をご確認くださいますようお願いいたします。また、各自治体の情報をご参照の上、充分な感染症対策を実施し、適切なご利用をお願いいたします。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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