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サザンオールスターズの名曲私的ベスト3

サザンオールスターズの楽曲には、ファンそれぞれ自分なりの名曲をお持ちだろう。ヒット曲は多いし、アルバムの中には隠れた名曲もある。サザンオールスターズの楽曲で、勇気づけられたり、悲しみを癒してもらった方も多いことだろう。

ぼく自身も彼らの名曲が心で鳴っている。どれがベストと言えないほどだが、あえて個人的に思う名曲を3曲、紹介してみたいと思う。これらはあくまでも個人的な名曲であって、サザンオールスターズの絶対的ベスト3でないことをことわっておく。

作詞・作曲を担当する桑田佳祐には、大きく分けてふたつのバックグラウンドがあると思う。ひとつめは1960年代から1970年代の洋楽である。アマチュア時代にディープ・パープルをカヴァーしていたように、サザンオールスターズの底流には洋楽が流れている。

変名である嘉門雄三名義でライヴ・アルバムを発表したこともあった。そこではビリー・ジョエル、ザ・バンド、ボブ・ディラン、ザ・ビートルズなどといった有名どころから、オーティス・クレイ、モーリス・ウィリアムス&ザ・ゾディアックスなど渋いナンバーも収録されていて、桑田佳祐のルーツが少し分かる。

もうひとつのルーツは日本の歌謡曲だ。恒例としていたアクト・アゲインスト・エイズ(AAA)のライヴでは、古い歌謡曲が数多くカヴァーされていた。洋楽と歌謡曲、それに桑田佳祐ならではの言葉の独特のセンスが加味され、サザンオールスターズやソロ作品の楽曲は成り立っている

左から『熱い胸さわぎ』(1978年)『タイニイ・バブルス』(1980年)『NUDE MAN』(1982年)『人気者で行こう』(1984年)『10ナンバーズ・からっと』(1979年)『Young Love』(1996年)『綺麗』(1983年)
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岩田由記夫
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