『パーリンカ』。この不思議な響きを持つ単語は秘密基地のようなバーの名前。
画像ギャラリー※コロナ禍で外食が自粛・縮小されている状況ではありますが、ぜひ知っておいて欲しい飲食店を、ご紹介しております。
Bar Pálinka(最寄駅:飯田橋駅)
非日常に飛び込めば出合える新しい口福
そして意味するところはハンガリーの伝統蒸溜酒だ。ここは日本にひとつしかないパーリンカ専門店である。小さな螺旋階段の果てにドアを開けると目に飛び込んでくるのは、浮遊感のあるバックバー、透明なスツール、中世の騎士のようなコスチュームの店主・松沢健さん。一瞬、ドアを閉じそうになるがそこを踏みとどまって(笑)。パーリンカは注がれたその瞬間から濃厚なフルーツの香りをふりまき始める。無色透明、味わいは香りに反していたってドライ。極上のものは最高の音楽のように感覚をゆさぶる凄みがある。パーリンカの魅力をより紐解きやすくしたカクテルも魅惑的だ。未知の酒との出合いは見知らぬ国を旅する冒険に似ている。松沢さんのナビゲート(パーリンカへの愛が半端ないです)で新しい文化へと踏み込む快楽は、ひとりの時間を豊かにしてくれる。
パーリンカスリング
1760円
ぶどうのカクテル
1980円
Bar Pálinkaの店舗情報
[住所]東京都新宿区神楽坂3-6-63 佐藤ビル2階 [TEL]03-6265-0544 [営業時間]16時~24時 [休日]火、第3月 [席]カウンターあり、全11席/全席喫煙可/予約可/カード可/サなし、チャージ10%別 [交通アクセス]地下鉄有楽町線ほか飯田橋駅B3出口から徒歩3分
撮影/貝塚 隆 取材/岡本ジュン
2020年10月号発売時点の情報です。
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