×

気になるキーワードを入力してください

SNSで最新情報をチェック

クッキングパパに描かれる「ドロ遊び、粘土こね遊び…無心で楽しむ料理の醍醐味」

『クッキングパパ』第2巻 COOK.19より。作中に登場する後輩社員の相談に乗るかたちで、荒岩流のバレンタイン・チョコレシピが描かれている

さて、COOK.19のレシピは、バレンタインデーに職場の気になる同僚男性へ手作りチョコをプレゼントしたい女性部下のために、荒岩主任(当時)がひと肌脱ぐというもの。板チョコと果物の缶づめを使ったちょっぴりお酒の味がする大人のチョコスイーツです。大人の味とは対照的に作り方を「気分はほとんどどろんこ遊びだ!!」とコメントしています。

著者のうえやまさん自身が、このレシピが収録されている単行本の帯で「料理には、子供の頃やったドロ遊びや粘土こね遊びのような楽しさがあります」と書いているように、こちらの「バレンタイン・チョコ」を作れば、きっとその言葉の意味が体得できることでしょう。

そして、どっさり義理チョコをもらってご満悦の同僚男性が、手作りチョコを開けた瞬間の驚きといったら…その姿を見た女性部下の表情やら…これこそ、手料理の醍醐味ですね。

※現在は当時の状況と異なる場合があります。

文/中島幸恵、漫画/うえやまとち、写真/Adobe Stock

◆『クッキングパパ』とは?
福岡市博多を舞台に、商社の営業課に所属するサラリーマン、荒岩一味が家族や同僚、友人らに得意な料理の腕前を披露、食を通じて周囲の人々に笑顔とパワーを与える物語。作中ある料理のレシピは、定番料理からオリジナルメニュー、地元九州の郷土料理まで多岐にわたり、詳細なイラストとポイントを押さえた簡潔な説明はいま、すぐ作りたくなると好評を博している。
週刊漫画誌「モーニング」(講談社発行)で1985年から連載している人気シリーズで、2022年1月現在、単行本は160巻。

icon-gallery
icon-prev 1 2
関連記事
あなたにおすすめ

この記事のライター

中島幸恵
中島幸恵

中島幸恵

最新刊

全店実食調査でお届けするグルメ情報誌「おとなの週末」。4月15日発売の5月号では、銀座の奥にあり、銀…