飲んでビックリ! 本物との再現性に……
まず飲んでみたのは、「カクテルデザート ショートケーキ」。ロゼを思わせる鮮やかな色合いのリキュールにミルクを注ぐと、いちごミルクのように変化。なんだか理科の授業みたいで、楽しくなります。
グラスを口に近づけると、スポンジケーキのような香りがふわっと漂ってきます。飲むと、生クリームのようなまったりとしたコク、甘酸っぱいイチゴが順繰りにやってきて、喉を通っていく。スポンジケーキを思わせる味わいが余韻として残っています。最初に思い描いていたほどの甘ったるさはありません。
それはまるでショートケーキをフォークで縦に切って食べたときのようで。本物のショートケーキをつまみに飲んでみると、その再現ぶりがよくわかります!
もともとリキュール自体はアルコールが18%あるので、ただただ甘いだけでなくアルコールも感じられます。カクテルでいうと、カルアミルクに近いです。
カクテルデザートなので氷を入れずに作ってみましたが、あとから氷を入れ軽くステアしてから飲むと、スッキリ。飲みやすくなりますが、デザート感は薄れました。
続いて、「カクテルデザート クレームブリュレ」。こちらはカラメルのような色味が、ミルクを注ぐことで、一気にカスタードのようなクリーム色に変わってきました。美味しそう!
キャラメリゼのほろ苦さを感じる香ばしい香りのあとに、カスタードの甘さがやってきます。口の中に残る後味が、まさにクレームブリュレでした。
カスタードを感じるなら、口に含んだまま少しキープすべし。また、ブリュレのカスタード部分を口に入れたまま、飲んでみてください。お酒がキャラメリゼ部分を補足し、口中でクレームブリュレが完成。これならカラメル層を先に食べてしまっても安心です。
いずれもミルクを注ぐだけで、ここまで本物に近い味を再現できるのはお見事。なかなかない味のお酒。スイーツまではいらないけど、おとなのデザートとして食後に飲むのもあり。
食後酒はもちろんのこと、個人的には休日の“3時のおやつ酒”として楽しむのも面白いと思います。どちらかというと、デザート酒として楽しむならクリームブリュレに軍配! キャラメリゼの香ばし具合が甘くならないよう、味を引き締めてくれます。
お酒も好きで甘いものも好きという方なら一度飲んでみていただきたいです。ぜひお試しあれ。
取材・撮影/編集部