「春キャベツの浅漬け鰻屋ふう」の作り方
「春キャベツの浅漬け鰻屋ふう」の作り方は簡単です。使う野菜は、春キャベツ、きゅうり、大葉。これらを刻んで、大きめのポリ袋に入れてから、粗塩、刻み昆布であえるだけ。浅漬けなので1時間もおけば味もなじみます。そのうえで、「鰻屋ふう」に迫るには、茎わかめの梅酢漬けを添えたいもの。ただし、梅酢など特別な調味料が必要なため、市販のものでもよいと思います。オイラの作り方をご紹介いたします。
●春キャベツの浅漬け鰻屋ふう、仕込み編
1)春キャベツの葉7~8枚を洗い、水けをきる。※重さでは200~220gほどです。
2)春キャベツの葉は、芯を取り除き食べやすく切る。※まず半分に切って、それを半分に切るくらいです。あまりこまかく刻まないほうが仕上がりがきれいです。
3)きゅうり1本はよく洗い、両端のヘタを落とし食べやすく切る。大葉4~5枚はよく洗い、軸を取り、こまかく細切りに刻む。いずれもキッチンペーパーで水けを取っておく。
4)3~4センチ角の昆布をこまかく細切りに刻む。※10分くらい水にひたしてから刻むと切りやすくなります。
5)付け合わせ用に、市販の茎わかめ梅酢漬けをこまかく細切りに刻んでおく。※市販の湯通し茎わかめ(生食用)から作る場合は、こまかく細切りにしたうえで、梅酢に一晩浸け込んでおきましょう。そのうえで、水けをきって添えましょう。なお、オイラは、梅干しの浸け汁を梅酢がわりに使っています。
●春キャベツの浅漬け鰻屋ふう、調理編
1)大きめのポリ袋かジップロックなどの保存袋に、食べやすく刻んだ春キャベツ、きゅうり、大葉を入れ、粗塩をまぶす。※粗塩は5gほどです。春キャベツの葉7~8枚は200~220gなので、葉の重さに対して2.5%ほどの塩の量となります。お好みで加減を。
2)粗塩を入れたら手で混ぜ合わせる。塩が全体になじんだら、刻んだ昆布を加え、軽く混ぜ合わせる。
3)混ぜ終わったら、ポリ袋かジップロックのままで1時間ほどおく。皿に盛り付け、茎わかめ梅酢漬けを添えて、出来上がり。
※すぐに食べないときは、ポリ袋、保存袋の空気を抜いた状態で冷蔵庫に保存しましょう。経験上、3日以内に食べきりましょう。
文・写真/沢田 浩
さわだ・ひろし。書籍編集者。1955年、福岡県に生まれる。学習院大学卒業後、1979年に主婦と生活社入社。「週刊女性」時代の十数年間は、皇室担当として従事し、皇太子妃候補としての小和田雅子さんの存在をスクープ。1999年より、セブン&アイ出版に転じ、生活情報誌「saita」編集長を経て、書籍編集者に。2018年2月、常務執行役員パブリッシング事業部長を最後に退社