美味しいものを食べても、ストレスは「解消」されないのだ
大人とは、ストレスを自分自身で消化できる人。もしくは解消する手段を持っている人を指すと思う。他人に頼らずとも、自身をコントロールができるのが、大人だ。
その点において、私はまだまだ子供。
ここで駄文に付き合っていただいている読者諸兄姉はお分かりの通り、ギャアギャアと大したことないと世間一般では言われるようなことを目一杯叫んでいる。
もう30歳も目の前。そろそろ大人にならなければならない。
ってか、そういう意味での大人なんて世の中にほぼいないような気がする。大体の人間はストレスをパンパンに膨らませて破裂寸前。私も含めて大半はストレスを自分じゃ消化しきれないベビーちゃんではないだろうか。
ただ、自分の機嫌を取るというのは、簡単に聞こえるけれど、その本質はとても難しい。
仕事で思ったよりも笑いが取れなくて、ああ、あの時になんであのワードが出てこなかったんだ、と憂鬱な気分で家路に向かっている途中、そりゃ美味しい食事を取れば、その瞬間は幸せな気分になるけれど、旨味を口の中で感じることでその問題の原因が解決される訳ではない。
ご飯を食べて面白くなるならば、ギャル曽根とジャイアント白田の二大巨頭がお笑い界を席巻しているだろう。
食事は生活を豊かにして、刹那であればストレス発散になるけれど、食べ終わってしまえば、また同じ原因に悶々とする夜がやってくる。
食事のみでは私の場合、ストレスを消化しきれないのだ。