『和食ビストロ 寛(ひろ)』@西口
「ただいま」と言いたくなる住宅街の名店で寛ぎを
住宅街に暖簾を出して12年目を迎えるこちらは、ちびっ子連れのファミリーから、界隈の飲食店で働く人々もやってくる千住っ子のオアシスだ。A4用紙にびっしり手書きされる日ごとのメニューは、ほっこりするようなお惣菜から刺身に銘柄牛のステーキと、とにかく幅広い。
美笑牛のタルタル 1958円
「いつも来てくれる常連さんが多いから」と夫婦で笑うけれど、そんな温もりある人柄も“味”なのだ。加えて御覧の良心価格。街で愛される名店とはこんな店のこと。
[住所]東京都足立区千住寿町13-11
[電話]03-6806-2509
[営業時間]17時~24時、金・土曜日 ~翌3時
[休日]月曜日(祝日の場合は営業、翌火曜日休み)
[交通]JR常磐線ほか北千住駅西口から徒歩8分
『アイスランドラム肉の店 OZ』 @東口
アイスランド産ラムの旨さに一度食べたら、もう虜!
日本に輸入されるラム肉は年間約3万トンで、なかでもアイスランド産は1%未満とごくわずかだ。それに惚れ込んだのが店主の一村さん。自身で卸会社を経営しつつ、夜は店に立ってその旨さを伝えている。食べれば違いは明白。
ひつじプレート 3000円
ラム独特の香りはおだやかで、舌に吸い付くような身から品のある旨みが立ち上がる。定番のラムチョップにレアなタタキ、ラム肉のシャルキュトリーと、全部味わうなら「ひつじプレート」で決まり!
[住所]東京都足立区千住東2-3-7
[電話]090-6727-4029
[営業時間]17時~23時(22時LO)※土曜日は16時~
[休日]日・月曜日
[交通]地下鉄千代田線北千住駅1番出口から徒歩4分
『ジャンソーアタル』 @西口
酒の進むつまみがズラリ!スピークイージー風で楽しさ倍増
この店に入るには勇気が必要だ。なぜなら入口にあるのは『麻雀登美』の古びた看板。恐る恐る階段を上がって扉を開ければ、モダンでどこかカオスな酒場が広がっていた。かつての雀荘を改築して昨年末にオープン。
ニラビーフン825円 牛ウニ焼売748円 スパイスラム焼880円
メニューを見れば酒飲みの心をくすぐるつまみがズラリで「ニラビーフン」も〆かと思いきや、パンチのある香りはまごうことなき飲んべえ仕様。オリジナルサワーや酎ハイに後押しされれば、旨さも楽しさも加速する。
[住所]東京都足立区千住1-33-11 上野ビル2階
[電話]03-5284-9010
[営業時間]16時~23時半(フード22時半、ドリンク23時LO)
[休日]不定休
[交通]地下鉄千代田線ほか北千住駅1番出口から徒歩1分
足立市場
千住の魚河岸 少し足を延ばして食堂メシを満喫
足立市場には一般人もウェルカムな飲食街がある。とはいっても食堂3軒に、そば・うどん店が1軒、寿司店1軒(取材時は休業中)の計5軒と、わりとこぢんまりした規模だ。正午頃に訪れてみると、作業着姿のお客もちらほら見かけて、完全に観光地化された感のある豊洲とは違って、市場で働く方々もよく利用しているみたい。
とくだ屋丼 1200円
まず飛び込んだのが食堂の『とくだ屋』。注文した「とくだ屋丼」に乗っている切り身の分厚いことよ!さらにお椀は具沢山なあら汁で、豪快な市場メシって感じがぐっと来る。
八戸らーめん 600円
『かどのめし屋』の名物は「八戸らーめん」(理由は割愛)。細麺のあっさりスープが素朴な旨さで、マグロやネギトロなどのミニ丼とのセットが店のイチオシだそう。こちらは魚以外にも肉料理もなかなかの充実っぷりだ。
この飲食店街は、昔の築地場内みたいな昭和感がそこかしこに残っていて風情も味わい深い。ぜひ足を運んでみては?
足立市場
[住所]東京都足立区千住橋戸町50
[交通]京成本線千住大橋駅1番出口から徒歩2分
『とくだ屋』
[営業時間]8~15時
[休日]日・祝・休市日
『かどのめし屋 足立市場店』
[営業時間]7~14時
[休日]日・祝・休市日