×

気になるキーワードを入力してください

SNSで最新情報をチェック

昼 コスパの高さに感動 魚ランチが狙い目

まぐろ大谷』 @西口

千住の片隅でひっそり開いた老舗マグロ問屋の直営店

足立市場にある老舗マグロ問屋『大谷商店』が構えた直営店。代表で店主の城下さんはこの道40年近いベテランで、早朝からセリに立ち、それがひと段落すれば店で仕込みを始めるというまさに二刀流の働きだ。

本鮪脳天丼1500円

本鮪脳天丼1500円 あっさりとした脂が乗った脳天はもはや大トロを超えた旨さ! 限定5食

プロが目利きした自慢のマグロを盛り込んだ丼は「鮪ブツ丼」800円~と懐にもやさしき価格。それに本マグロの脳天やアゴの煮付けといった希少部位なんて身悶えモノ! こんな昼食が待っているなら、駅からの距離もなんのそのだ。

まぐろ大谷

[住所]東京都足立区千住5-16-2
[電話]03-6806-1214
[営業時間]11時半~14時(13時半LO)、16時~20時頃LO
[休日]水曜日
[交通]JR常磐線ほか北千住駅西口から徒歩10分

一初(いちはつ)』@西口

昼から旨いつまみも準備万端 イワシ&宮古島料理でちょい飲みも

イワシ料理と宮古島料理、それがこの店の2枚看板だ。若かりし頃、今はなき『銀座いわしや』で腕を磨いたご主人が、毎朝足立市場で仕入れるのが大羽サイズの真イワシ。お眼鏡に叶うものがなければ、刺身やなめろうなどの生モノは出さない、それが信条だ。

ゴーヤちゃんぷるー定食 990円

ゴーヤちゃんぷるー定食990円 女将さんの実家から届くゴーヤに、ニガナのサラダと地元食材を使用。ミニ宮古そばも付く

宮古島は女将さんの故郷で、帰省の度におばあに教わったそう。さらに昼も夜もメニューは同じとくれば、定食につまみを追加してオリオンビールをグビッといきたくなる。

一初

[住所]東京都足立区千住4-19-14
[電話]03-5244-1848
[営業時間]12時~14時、16時~22時半(21時半LO)
[休日]日・祝日
[交通]JR常磐線ほか北千住駅西口から徒歩5分

食堂から銭湯から 北千住の絶景を臨む

食堂ソラノシタ』 @梅島

用がなくても行きたくなる区役所の展望レストラン

大きな窓の真下には北千住の街並みが広がり、遠くは地平線までも見てとれる。高級ホテルさながらの贅沢な景観を楽しめるのが、誰もが利用できる、足立区役所の14階にあるレストランなのだ。しかも運営するのが地元を中心に多くの人気店を持つ『一歩一歩』で、たくさんの小鉢が付く定食に、行列店とコラボしたラーメンなど料理もピカイチ!

本日の豆皿定食1320円

本日の豆皿定食1320円 2種のおかずに加え、小鉢が5種類も付く一番人気の定食だ。この日は刺身の盛り合わせに生ホッケフライなど
食堂ソラノシタ

[住所]東京都足立区中央本町1-17-1 足立区役所 南館 14階 展望レストラン
[電話]03-5845-9013
[営業時間]11時~21時(20時LO)
[休日]偶数月の第2土・日曜日
[交通]東武スカイツリーライン梅島駅から徒歩11分

タカラ湯』 @西口

湯上りビールの旨さも格別!日本庭園を望む“キングオブ縁側”

フロント奥から男湯エリアまで、ツツジやあじさいなど四季折々の眺めを楽しめる広々とした日本庭園が続いている。脱衣所からそのまま出られる縁側もあり、この銭湯についた称号が“King of 縁側”。湯上りにはここに座ってフロントで販売するビールや缶チューハイで1杯やるのも最高だ。庭園の眺めは共有スペースからも。水曜は男女入れ替えとなる。

錦鯉が泳ぐ池も望める

[住所]東京都足立区千住元町27-1
[電話]03-3881-2660
[営業時間]15時~23時
[休日]金曜日
[交通]JR常磐線ほか北千住駅西口から徒歩17分

人がいい、味がいい 北千住の離れで癒される

北千住っていい街だよなあ。
私も20年以上住んでいる大塚にしがらみがなければ、わりとマジで引っ越しを考えたと思う。

まず人がいい。今や東側最大のターミナルだけど、人々の気質が下町&ちょい田舎。気取ったところがなくて、店に居合わせた客も店主も全員友だちみたいな感覚になったりする。さらに、都心と比べて料理も酒も手頃で、5千円もあればだいたいの店でしこたま飲める。

仕事だか遊びだかわかんないくらい北千住に入り浸って、全部の店を紹介したいほど思い入れたっぷりだけど、ページには限りがある。今回取り上げたお店は1ヶ月以上、この地で飲み食いし倒した集大成と思ってほしい。

まずは『とめだて』だ。

これだけ品数がつくコースで5千円ちょいって破格でしょう。この地では珍しい(?)しっぽり系のお店だが、都心とは違った気楽さがあって、それが何とも言えず心地いいのだ。

住宅街にあるのが『ウチワラベ』だ。料理やお酒のことは『ウチワラベ』紹介部分を読んでもらうとして、店主の内田さんはジョーダンみたいな半生を過ごした方。ここでは絶対に書けない内容なので、ぜひ店のカウンターで聞いてほしい。度肝を抜かれることうけ合いだ。

そのすぐ近くにあるのが居酒屋の『寛』。店名は「ひろ」だけど、「くつろぎ」って読みたくなる。なぜならつまみは家庭的な惣菜もあって、ご夫婦の人柄もステキ。この店で過ごすだけで癒される。近所にあったら通うなあ、間違いなく。

足立市場が近いこともあって、北千住には旨い魚を出す店も多い。ランチとして紹介したのが2軒。

『まぐろ大谷』は、刺身ももちろん絶品だけれど、個人的にアゴの煮付け定食が衝撃の旨さ。店内には鉄板付きのテーブルも1卓あって、夜は予約すれば、もんじゃ焼きも出してくれるらしい。それも気になる~。

東口のとある居酒屋の店主に勧められたのが『一初』だ。知らなきゃ通り過ぎてしまう小さな店だけど、間違いなしの名店。出合えて本当に良かった。

最後に忠告したい。足を踏み入れたら最後、この街の魅力に絡め取られるので、終電の時間は強い意思で守ろう(泣)。

撮影/小島昇(下町割烹 とめだて、アス ア ヴィヴァン、ウチワラベ、和食ビストロ寛、アイスランドラム肉の店OZ、絶景)、西崎進也(まぐろ大谷)、鵜澤昭彦(ジャンソーアタル、一初)、取材/奈々山いく子

※2022年7月号発売時点の情報です。

※全国での新型コロナウイルスの感染拡大等により、営業時間やメニュー等に変更が生じる可能性があるため、訪問の際は、事前に各お店に最新情報をご確認くださいますようお願いいたします。また、各自治体の情報をご参照の上、充分な感染症対策を実施し、適切なご利用をお願いいたします。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

icon-gallery
icon-prev 1 2 3
関連記事
あなたにおすすめ

関連キーワード

この記事のライター

おとなの週末Web編集部
おとなの週末Web編集部

おとなの週末Web編集部

最新刊

全店実食調査でお届けするグルメ情報誌「おとなの週末」。11月15日発売の12月号は「町中華」を大特集…