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4団体制覇後はスーパーバンタム級へ

4団体制覇となれば次はいよいよ、スーパーバンタム級(55.3キロ)への挑戦が待っています。ドネア戦後に行われた会見で井上選手は「今の状態であれば、スーパーバンタム級はベストな階級になるのではないか」と発言しており、期待も大きく膨らみます。

12月13日のバトラー選手との試合はバンタム級での戦いの総決算となりそうです。減量や調整法など試合前の井上選手の様子にも注目しながら、歴史的な試合を見届けてはいかがでしょうか?

【メモ】ボクシングの階級について

現在、井上選手が主戦場とするバンタム級は17階級中5番目の軽さ。古くは「黄金のバンタム」と呼ばれたエデル・ジョフレ、そのジョフレを破ったファイティング原田、辰吉丈一郎、薬師寺保栄、山中慎介、長谷川穂積…(敬称略)など名選手が揃います。

プロボクシングでは最軽量のミニマム(47.6キロ)から最重量階級のヘビー(90.7キロ以上)まで17階級に分かれています。WBA、WBC(※ブリッジャー級が加わり全18階級)、IBF、WBOという世界主要4団体があり、それぞれの団体が各階級の王者にベルトを授与しています。軽量級ではスピード感、重量級は体重を生かしたパワフルなボクシングが特徴となるため、同じ競技でも違った魅力があります。

井上尚弥(いのうえ・なおや)

1993年4月10日生まれ。神奈川県座間市出身。小学校一年でボクシングを始める。高校一年でインターハイ・国体・選抜の三冠獲得。勝利を重ね続け、高校生にして、ボクシング史上初の7つのタイトルを獲得。プロ転向後は4戦目で日本王座に。日本を舞台に戦う日本人選手が多い中、文字通り「世界」を舞台に戦い6戦目で世界王座を獲得。8戦目での2階級制覇は当時、世界最速。この年、世界ボクシング界にて年間MVPを獲得した。

2018年5月25日には国内最短で3階級制覇を達成。同年開催のWBSSでは圧巻の70秒KO劇を見せた。2019年5月18日英国グラスゴーでWBSS準決勝を259秒TKOで制し決勝へ。2019年11月7日さいたまスーパーアリーナで行われたWBSSバンタム級決勝で12R 3-0の判定勝ちを収めWBSSバンタム級初代王者に輝いた。(公式ホームページより)

文/山本孟毅、写真提供/明治

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