全店江戸時代創業!甘味のお取り寄せ東京5選

『甘味処 浅野屋本舗』あんみつ袋セット 1813円(3人前×2セット)素材にこだわり、国産天草を使用。寒天、餡、求肥、赤えんどう豆、黒みつ付きで、フルーツはお好みで追加して

最先端技術の鎧をまとった都市・東京。しかし、ぶらり歩けば江戸時代の名残りが色濃く残ってもいます。今回は、お取り寄せできる江戸時代創業店の甘味を集めてみました。自宅にいながら江戸の甘味を楽しんでみませんか? 『甘味処 浅野…

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最先端技術の鎧をまとった都市・東京。しかし、ぶらり歩けば江戸時代の名残りが色濃く残ってもいます。今回は、お取り寄せできる江戸時代創業店の甘味を集めてみました。自宅にいながら江戸の甘味を楽しんでみませんか?

『甘味処 浅野屋本舗』創業 宝暦2年( 1752年) @池上

歴史あるくずもちを甘味処で気軽に

浅野屋初代の伊左衛門が池上本門寺の参拝手土産として考案したという、「くずもち」の元祖だ。代々続く味からさらに高みを目指して、12代目となる浅野正裕さんが立ち上げたのが甘味処の『浅野屋本舗』だ。

くずもちは、もちもち感と弾力が特徴で、酸味もほどよく食べやすい。

くずもち(大)1833円

『甘味処 浅野屋本舗』くずもち(大)1833円 香ばしいきな粉、さっぱりとした甘さの黒みつと相性抜群

店内では、抹茶アイス、つぶ餡、白玉をトッピングしたくずもち全部のせなどの新メニューも楽しめる。寒天は10代目が始めた当時の製造方法を受け継いでいて、プリッとしたキレのいい歯触りがこだわり。

『甘味処 浅野屋本舗』くずもち(大)1833円

[住所]東京都大田区池上4-32-7
[電話]03-3753-7539
[営業時間]9時半~19時(喫茶は10時~17時半)
[休日]不定休
[交通]東急池上線池上駅北口から徒歩3分
公式オンラインショップ
https://www.yamachou-asanoya.com/shop

『萬年堂本店』創業 元和3年(1617年) @銀座

新店舗への移転でますます魅力的に

京都にて、『亀屋和泉』という名前で創業し、御所や寺社に菓子を納めた。

明治5年、9代目のときに遷都に合わせて東京・八重洲に移転した。その後、戦災で店舗が焼失したため銀座で店を構えることに。

元禄期の覚え書きを元に作られる「御目出糖」が銘菓として知られ、昭和以降に発売された「喜のつゆ」や「百果」も手土産の定番として人気商品になっている。

喜(よし)のつゆ 6個入り 1156円

『萬年堂本店』喜(よし)のつゆ 6個入り 1156円 本わらび粉のやわらかな餅とプルンとした黒糖の吉野羹、きな粉が口の中でとろける

さらに、今年9月11日には銀座5丁目から7丁目に移転し、広々とした店舗に。併設される喫茶にも出かけたい。

『萬年堂本店』喜(よし)のつゆ 6個入り 1156円

[住所]東京都中央区銀座7-13-21
[電話]03-6264-2600
[営業時間]11時~18時(喫茶は12時~17時)
[休日]無休
[交通]地下鉄日比谷線ほか東銀座駅A1出口から徒歩3分
公式オンラインショップ
https://www.mannendou.co.jp/

『羽二重団子(はぶたえだんご)』創業 文政2年(1819年) @日暮里

時代とともに団子の味も進化

芋坂の現在の場所に「藤の木茶屋」を開業し、往来する人々に団子を供したのが始まり。

きめが細かく艶やかで、織物の羽二重のようだと賞された。その例えが菓名になり、やがて店名になった。明治期には、夏目漱石や正岡子規などに親しまれ、作品の中にもたびたび登場している。

「羽二重団子」は、「よそが300搗(つ)くなら、うちは600搗け」という家訓が受け継がれているそうで、今も歯ですっとかみ切れるほどやわらかくふわふわ。

【冷凍品】餡団子 1本302円 【冷凍品】焼き団子 1本302円

『羽二重団子』(奥)【冷凍品】餡団子 1本302円 (手前)【冷凍品】焼き団子 1本302円  通販は急速冷凍真空パックで届く

千葉産の生醤をつけ焼きする「醤油団子」は、香ばしくキリッとした醤油の甘みと米の旨みが広がり、「餡団子」は素朴で控えめな甘みが体に優しい。

さらに、国産米の「はえぬき」を団子に適した粗めの粉に引き、厳選した北海道産小豆を使うなど、素材も時代に合わせて変えていくことで、美味しさにより一層磨きがかかっている。

『羽二重団子』(奥)【冷凍品】餡団子 1本302円

[住所]東京都荒川区東日暮里5-54-3
[電話]03-3891-2924
[営業時間]9時半~16時半(土・日・祝10時~16時半)
[休日]無休
[交通]JR山手線ほか日暮里駅南口から徒歩2分
公式オンラインショップ
https://habutae.jp/

『江戸風御菓子司 日本橋 長門(ながと)』創業 享保年間(1716~1735年) @日本橋

江戸のお菓子を真摯に守り続ける

徳川吉宗の時代から菓子司として代々仕えた歴史を持つ。その後、将軍から優れた菓子屋に授けられる松岡長門大掾(だいじょう)藤原信吉の称号と帯刀御免の待遇が与えられ、その一部の“長門”が店名になった。

ふわふわの「久壽もち」や半生菓子が人気だが、お取り寄せが可能なのは、「深山吹よせ」。

味くらべ 深山吹よせ 缶(小)2900円

『江戸風御菓子司 日本橋 長門』味くらべ 深山吹よせ 缶(小)2900円 色とりどりの美しいせんべい。甘いものから塩味が引き立つもの、生姜風味とそれぞれ味や香り、食感が異なる。日持ちが約1ヶ月と長く、手土産におすすめ

素朴な味わいの中に気品が漂い、シンプルなのにしみじみおいしい。

『江戸風御菓子司 日本橋 長門』味くらべ 深山吹よせ 缶(小)2900円

[住所]東京都中央区日本橋3-1-3
[電話]03-3271-8662
[営業時間]10~18時
[休日]日・祝
[交通]地下鉄銀座線ほか日本橋駅B3出口から徒歩1分
公式ホームページ
http://nagato.ne.jp/index.php

ご飯のおかずにも、お酒の肴にもなる甘味といえば・・・

『佃煮 天安本店』創業 天保8年(1837年) @月島

代々のファンをもつ佃煮の元祖

代々守り継がれているタレを使った直火炊きで、時間をかけて味を染み込ませるという手法は昔と同じ。さらに社長の鎌田大輔さんによると、冷蔵庫の出現で塩味を抑えられるようになったそう。

6品詰めあわせ(えび、天安昆布、あさり、あみ、しらす、江戸風味)3150円

『佃煮 天安本店』6品詰めあわせ(奥右から えび、天安昆布、あさり 手前右から あみ、しらす、江戸風味)3150円 昆布は大振りでやわらかい。しらすやエビは旨みが濃厚。削り節、白ごま、細切り昆布を合わせた江戸風味も人気

濃厚なタレや素材の風味を大切にしつつ、塩味と甘みと旨みのバランスのいい味わいが魅力。

『佃煮 天安本店』6品詰めあわせ 3150円

[住所]東京都中央区佃1-3-14
[電話]03-3531-3457
[営業時間]9時~18時
[休日]12月31日、1月1日
[交通]地下鉄有楽町線ほか月島駅6番出口から徒歩4分
公式オンラインショップ
http://tenyasu.jp/

撮影/鵜澤昭彦、取材/井島加恵

※賞味期限や送料などお取り寄せの詳細は各ホームページにて事前にご確認ください

※2022年10月号発売時点の情報です。

※全国での新型コロナウイルスの感染拡大等により、営業時間やメニュー等に変更が生じる可能性があるため、訪問の際は、事前に各お店に最新情報をご確認くださいますようお願いいたします。また、各自治体の情報をご参照の上、充分な感染症対策を実施し、適切なご利用をお願いいたします。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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