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早戸温泉に到着! 1200年前に発見された薬湯とは!?

磐梯熱海ICで⾼速に乗り90分、会津坂下ICを下⾞し、国道252号を23.5Km⾛ると早⼾温泉の看板が右に出てくる。252号から側道の細い道に⼊り、坂をくねくねと下っていくと『つるの湯』に到着だ。

「早⼾温泉つるの湯」
「早⼾温泉つるの湯」

まず⽬の前に現れてくるのはモダンな湯治棟だ。そして湯治棟の裏に広い駐⾞があり温泉施設の⼊り⼝(エレベータ)がある。

「⾵ちゃん、到着だよ」

「親⽅! なになに、このエレベーターで下って⼊り⼝まで⾏くようでやんすよ」

駐⾞場から下を⾒ると川沿いに湯治棟とおなじデザインの建物が⾒えた。

「つるの湯」
「つるの湯」

エレベーターを下ると温泉施設の⼊り⼝だ、俺たちは早々に券売機で⼊浴券(600円3時間券)を買い、受付のかわいらしい⼥性にチケットを⼿渡して館内に⼊った。

只見川が見える!
只見川が見える!

「親⽅、休憩所から只⾒川が観れるざんすね! 超景⾊良いですよ! これはかな〜り期待できそうですぜ」

「何⾏ってんの⾵ちゃん! ここ早⼾温泉は1200年前に発⾒されて以来素晴らしい効能で知られている由緒正しい薬湯なんだよ」

お湯も当然源泉掛け流しで、加⽔はおろか加温や消毒剤の使⽤も⼀切⾏っていないんだ」

「しかも、しか〜も、飲泉もできるんだよ」

「親⽅〜ん! 勘弁してつかわさいよ〜 !!! 何パンフレット棒読みしてるんですか〜。あっしだって、今パンフレットいただきましたよ」

「あっそうか、悪い悪い……(笑)」

「ちょっと黙っていれば、知ったかぶりするんでゲスから、ほんと親⽅ダメな⼈ですね」

「おっ、⾵ちゃんにそこまで⾔われるとは……俺も堕ちたもんだ」

「堕ちましたね〜、只⾒川の川底を貫通してマグマまで落ちた感じでゲス」

「まっ、⾔い争ってる場合じゃないよ、早く湯に浸かろうよ」

「へい、それに関しては全く同意⾒です、へい」

早速、脱⾐所に⼊りすごい速さでスッポンポンになった俺たちは、1200年間湧き続けてきたお湯に⼊体を浸そうと勇んで浴室の引き⼾を開けた。

大浴場
大浴場

途端に「おぉぉ!!!! 素晴らしい」と俺。

「これは全く息もつけずに素晴らしでやんすね」俺とハモるように師匠も⾔った。

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噺家が後世に語り継ぎたくなる名湯...
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鵜澤 昭彦
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