答えは…
答えは「あっさぶ」と読む町名です。
厚沢部町(ちょう)は函館市から車で約1時間。大正時代に町内で日本で初めてメークインの試作が始まったことから、厚沢部町は「メークイン発祥の地」と呼ばれています。
日本一小さい道の駅と北前船の歴史を感じるスポット
町の中心部から日本海側へ車で南下すること約15分。隣接する江差町(えさしちょう)の「道の駅江差」は日本一売店が小さい道の駅を「自称」しており、多くの利用者に親しまれています。
2019年4月にリニューアルオープンし、その直後にちょうど訪れました。入ってみると、確かにスペースは小さめ。大人が数名入ると「密」な感じがします。写真を見ていただくとわかるのですが、売店は隣にあるトイレよりも小さいのです!売店では道の駅が小さいことにちなんで、小さい草履などを販売していました。国道沿いにあり、日本海に沈む夕日を眺められる場所でもあります。
江差町では1670年頃からニシン漁が盛んになり、ニシンは食用のほか、肥料などに加工されて北前船で本州に運ばれたそうです。町内には、当時の繁栄を伝える国指定重要文化財の「旧中村家住宅」なども残っています。
さらに国道を南下すると、江差町内の「鴎(かもめ)島」に到着します。ここには、お酒などを入れる細長く口がすぼまった器の瓶子(へいし)を逆さにしたような「瓶子岩(へいしいわ)」や、波や風によって浸食され、たくさんの畳を敷き詰めたような「千畳敷」、「北前船係留跡」などがあります。フットパスコースが整備されていて島を巡ることができるのですが、起伏が多く、ちょっと汗だくに・・・良い運動になりました!
またこのエリアには、明治元年の箱館戦争の最中に、江差沖で座礁・沈没した旧幕府軍の軍艦・開陽丸を実寸大で復元した「開陽丸記念館」や「えさし海の駅開陽丸」も。海水浴場やキャンプ場もあり、家族で一日たっぷり遊べます。