口バテ予防なら「ガムよりグミ」の理由
こうした「口バテ」予防には「ガムよりグミ」が効果的。その理由は大きく分けて3つあるといいます。
ひとつめは、短時間で口の中を唾液で満たすにはガムよりもグミが適していること。明治によると、実はデータからも唾液の分泌量・分泌速度ともにガムよりグミが優れているという結果が出ています(詳細は【別表】のとおり)。
また、グミの咀嚼(そしゃく)によるだ液分泌量の増加にともない、ウイルスなど細菌の侵入を防ぐ働きをもつ抗体「sIgA」が、グミ摂取前と比較して、唾液量の増加とともに多く含まれていることもわかったといいます。これがふたつめの理由。
そして3つ目は、グミがマスク生活でも食べやすいこと。これら3つの要素が口バテ予防に「ガムよりグミ」といえる根拠になっています。
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コロナ禍を経てグミがガム以上の“人気者”になった背景には世相を反映した根拠がありました。でも最後はやっぱり食べ物ですから、シンプルに美味しく、楽しめることが肝要。その意味でグミならではの『食感』が改めて「美味しいね!」と人々に再評価されたこともブームの秘密でしょう。
口バテ対策にグミが良い理由も、つまるところ「よく噛んで食べなさい」ということ。やっぱり長年愛されるモノ、言い伝えられるコトには、それだけの理由があるということかもしれません。
文・写真/おとなの週末Web編集部、画像提供/明治