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夏の暑さもようやくひと段落……とはいえ季節の変わり目ゆえ、体調も崩れやすいもの。実はそんな秋口のいまは「口バテ」に要注意の季節でもあります。

そんな「口バテ」対策として有効なのが“噛むお菓子”の定番、グミ。インテージ社SRI+のグミ・ガム市場調査によると、2021年に入ってグミの推定販売金額でガムを初めて逆転。実は直近で市場が大きく変化し、グミはいまプチブーム化しているのです。

そもそも「口バテ」とは? そして、なぜグミがガムより売れているの? 日本初のグミ『コーラアップ』などを販売する明治に取材しました。

噛むお菓子の王道「ガム」に勝った! なぜグミはいま売れている?

写真は明治「コーラアップ ザハード」。明治が独自に設定しているグミの噛み応えを6段階(1~5+)に分けた指標で最もハードな「5+」の商品

まず気になるのは、ともに定番の“噛む”嗜好品でありながら、なぜいまガムよりグミが売れているのか? という点。

冒頭で触れたインテージ社の調査を見ると、2020年までガムの推定販売金額はグミを上回っていました。ところが2021年に入るとグミが初めてガムを逆転。ターニングポイントとなった同年2~3月を境に、グミの販売金額がガムを上回り続けています。

では、なぜこのタイミングで「ガムよりもグミ」のトレンドが顕著になったのでしょうか? 日本初のグミ『コーラアップ』や『果汁グミ』などでも知られる明治広報部に聞きました。

インテージ社 SRI+のグミ・ガム市場調査。グミとガムの推定販売金額は2021年2~3月を境に逆転

まず、直近のグミ商品に関する売り上げ動向はどうなっているのでしょうか?

「22年上期の当社グミ売上前年比は、『前年2桁増』で伸びております。特に売れている商品は、コーラアップ群と大袋グミです」(明治広報部)

やはり、売り上げは大幅に伸びているようです。ハードグミが伸長しているトレンドのなかで、コーラアップ群が人気を拡大し、特に『ラムネアップ』が大ヒットしているとのこと。

では、なぜこれほどグミが売れているのでしょうか?

「グミをどこで食べるか調査したところ、『自宅で』と回答する人が年々増えています。また、グミを買うときに重視する点として『食感』と答える人が増加傾向にあることがわかりました。

コロナ禍を機に、グミの特徴である『独特の食感』を好んで自宅で食べることが習慣化されつつあり、グミがブームになっていると考えています」(同)

大きなきっかけはやはりコロナ禍。特に大袋グミは“おウチ需要”の増加によって売り上げが伸びているといいます。そして、もうひとつのキーワードは『食感』。独特の食感がグミブームを加速させる大きな要因になっている模様。

知っている方はご存じのとおり、特に人気を集めている『コーラアップ』は、いわゆる“超ハードグミ”。在宅での作業が増えるなかで、集中力を上げたいシーンなどに「噛み応えのある」グミを求める需要が高まったこともブームを後押ししている要因です。

夏のあとに要注意! 「口バテ」の原因と予防法とは?

こちらはお馴染みの「果汁グミ」大袋タイプ。おウチ時間の増加で大袋のグミは需要が高まっているという

さて、グミ人気にも大きく関わる「口バテ」とは何なのでしょうか?

【1】夏は、のど越しを求めて柔らかい麺類を食べる傾向が強くなります。すると、噛む回数が減少→唾液の分泌が低下。結果、口腔内の環境が悪化する状態に

【2】一方、夏を乗り越えた今は、夏の疲れや急な寒暖差による自律神経の乱れで、歯周病菌が増殖しやすい状態。暑さ疲れや気温の急な変化で自律神経が乱れると免疫力も低下しやすくなります

これら【1】、【2】が「口バテ」の原因で、明治によると「特に口腔内の乾燥は唾液の自浄作用低下等から細菌の増殖を促し、う蝕、歯周病だけでなく口臭の悪化、感染症リスクの増大に繋がる」というリスクもあるそうです。

結果、口臭がきつくなる、歯周病の悪化といった「口バテ」の代表的な症状が出てくることにつながるのです。

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口バテ予防なら「ガムよりグミ」の理由...
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この記事のライター

おとなの週末Web編集部 高瀬
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