答えは…
「かむいこたん」と読む旭川市の地名です。
雄大な大雪山連峰に抱かれた北海道第2の都市・旭川は、北海道のほぼ中央部に位置し、札幌からは特急を使って約1時間半で到着します。
盆地のため年間や昼夜の寒暖差が大きく、1902年には日本最低気温、氷点下41.0度を記録しています。
旭川中心部から車で西に30分ほど行った場所にある「神居古潭」は、市内有数の景勝地として知られています。長い年月をかけて造られた渓谷は、春の桜、夏の新緑、秋の紅葉、冬の雪と、季節によっていつも違う表情を見せてくれます。私が訪れた秋は、吊り橋から望む川岸の紅葉が見事でした。
アイヌ語で「カムイ(神)コタン(集落)」と呼ばれ、古くからアイヌの人々の聖地とされてきました。
明治時代の北海道を舞台にした人気マンガ「ゴールデンカムイ」にも登場し、知っている方も多いのではないでしょうか。
国鉄の路線が引かれていたことから、神居古潭駅跡地やSLの展示などもあり、当時の雰囲気を感じることができます。
日本最北の動物園「旭山動物園」
中でも有名なのは、日本最北の動物園として知られる「旭山動物園」。行動展示で注目を集め、北海道を代表する観光スポットとして、国内外から多くの観光客が訪れます。
円柱の中をくぐり抜けるアザラシ、間近で泳ぐ姿が見られるホッキョクグマ、水中トンネルから空を飛んでいるように見えるペンギンなど、大人でも童心に帰った気持ちになります。
中でも、エサを食べる姿を通し、動物本来の行動などを観察できる「もぐもぐタイム」が人気です。飼育員さんが動物たちにエサをやりながら生態を詳しく説明してくれたりするので勉強になります。
先日、今年新しくオープンした「えぞひぐま館」で、ヒグマのもぐもぐタイムに参加しました。肉食だと思っていたヒグマが実は雑食性で、その季節や地域にあるものを食べている、というような話を聞き、何度も「へ~」と言葉に出してしまいました。