発祥の地の生搾りスタイル、さらなる工夫、シャリっと凍らせた
焼酎や凍結レモンを使い、飲み進めても薄まらないというスタイル。
レモンサワー好きなら一度は訪れるべき“聖地”ともいうべき3店だ!
もつやき ばんのレモンサワー [祐天寺]
自分で搾り自分で注ぐサワーの基本はここにあり!
レモンサワー初心者におすすめしたい“発祥の店”である。60年代、そのスタイルとネーミングはこの店がまだ中目黒にあったときに確立した。ジョッキに注がれたキンミヤ焼酎に、炭酸(ハイサワー)、半割りのレモン1個がワンセット。搾り器で自ら搾り、好みの濃さに割って飲めばいい。中(焼酎の中身)をお替わりして2杯呑む人が多い。余計な甘さはなく、ジュワワーッとレモンの香りが上がって爽やか。そこに合わせるのは、看板のもつ焼き(一串100円)だ。新鮮かつ丁寧に焼き上げられたモツをグイッとやってグアーッと流し込む至福。名物「とんび豆腐」や「レバカツ」など相性抜群のつまみはほかにも事欠かず、うれしい限り。
写真:レモンサワー(セット)400円
搾ったレモンを積み重ね“レモンタワー”を作る人も続出の爽やかな飲み口。もつ焼きは全品一串100円で種類も豊富。コスパも抜群
写真:とんび豆腐350円
豚の尾“とんび”をスパイシーに煮込んだ「とんび豆腐」。とろっとした食感と刺激的な辛さがクセになる旨さ
埼玉屋のレモンサワー [東十条]
シャリシャリ氷結焼酎が 絶品やきとんと相性抜群
言わずと知れたやきとんの名店、埼玉屋だが、ここの生レモンハイがまた“シャリキン”スタイルのルーツともいうべき名品。ジョッキにギュッと搾られたカットレモンが2切れ、そこにシャリシャリのシャーベット状に凍らせた焼酎と炭酸が注がれる。大将曰く「氷で薄まっちゃマズいだろ」ってわけ。ジョッキの縁には塩が付いたスノースタイルだ。焼酎氷の口当たりとレモンの爽やかさに軽い塩気がイカす。大将自慢のやきとんは基本おまかせの9串。素材や焼きはもちろん、ガーリックバターののったチレやサルサソースのシャモなど、グッとくるこだわり。「埼玉屋劇場」とも言われる大将の口上も楽しみながら、ジョッキが進むのだ。
写真:生レモンハイ 460円
焼酎氷は口当たりもよくすっきりした飲み口。やきとんは左から上シロ、レバ、アブラ(ロース)。最初にクレソンと大根のサラダも
写真:埼玉屋の煮込み 790円
柔らかく煮込まれた牛肉はとろとろで、脂も甘く旨い。パンを浸して食べるのも◎
素揚げやのレモンサワー [小岩]
飲むほどにレモン感が増す 素揚げとぴったりの爽やかさ
店主宮㟢明さんが生み出した“元祖”最強レモンサワー。そのキモは氷代わりにレモンが凍らせてあることだ。凍結レモン丸々1個分7~8カットに超強炭酸が注がれる。ほんのり甘い飲み口にシュワワワッとレモンの香りが上がる。レモンがほどよく溶けて「飲み進めるほどにレモン感が増す」のもポイント。中のみお替りしてさらに2杯3杯といける。レモンはノーワックスの広島県瀬戸田産レモンで、皮ごと食べてもOKだ。もちろん、看板のひな鳥の素揚げとの相性は抜群。揚げたてを眼の前で部位ごとにほぐしてくれる手羽をハフハフ頬張りながら、シュワ~っとひと口。く~っ。京野菜中心の旬の野菜素揚げもまた合います!
写真:元祖最強レモンサワー 486円
レモンは凍らすと苦みが出ないのもポイント。大山どりのひな鳥は肉質が柔らかく、カリッと揚がってジューシー
写真:煮つなぎ鳥 378円
希少部位“ツナギ”を惜しげもなく使い、甘辛のタレでさっと煮てある
写真:野菜素揚げおまかせ盛り 842円
京都上賀茂の農家直送の京野菜を中心に旬の野菜が11~12種。野菜の旨さを引き出した素揚げならではの美味しさ
レモンサワー関連特集
こだわりの美味しさ急増中!レモンが違う!酒が違う!美味しさが格段に違う!炭酸+焼酎+レモンという従来の味に甘みを入れたり、焼酎以外のお酒を使ったりと、その美味しさを進化させたレモンサワーを出す店が東京都内で急増中だ。これはレモンサワー革命が起きる予感! エリア:北千住/荻窪/武蔵小山/五反田/門前仲町/恵比寿
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