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【白老(しらおい)・登別(のぼりべつ)】

アイヌ文化を体感するウポポイのホワイトシーズンもまた格別

新千歳空港から電車で約40分の白老も注目のスポット。2020年にオープンした民族共生象徴空間ウポポイは、アイヌの生活文化を博物館の展示や伝統芸能の鑑賞だけでなく、遊びや物づくりを通じて交流できる施設。アイヌ料理の調理、楽器演奏、弓矢体験など「ゴールデンカムイ」の世界そのもののプログラムも。鹿皮のそりでの雪すべり体験はホワイトシーズンならではだ。過酷な冬をどうしのいだのか、食品を保存する知恵や集落での暮らしなどを伝統的な家屋、チセのなかでレクチャーにも臨場感がある。そして銀世界の中に北海道の動物たちが浮き上がる幻想的なルミネーションも2月13日まで開催。

ウポポイのすぐ裏手にはポロト湖があり、ワカサギ釣り体験も大人500円、子供200円で体験できる。釣り竿もテントもレンタル可能で、手ぶらでも、しかもこんなに駅チカで本格的なアウトドア体験ができるのは珍しい。氷上で揚げたて天ぷらを頬張ろう。

大湯沼川散歩道は温泉街から徒歩圏内。もうもうと湯気が立つ風景に圧倒される

白老から特急列車で1駅約10分、普通列車で5駅約20分で行ける登別へ向かうのもいい。駅からバスで30分弱で登別温泉につく。直径約450m、面積約11haにおよぶ爆裂火口群、地獄谷も壮観だ。公営温泉・湯元さぎり湯は朝7時から夜21時まで営業し、大人450円で入浴できる。しかも650円の一日利用だと、外出も可で、何度も温泉で体を温めながら、休憩室でくつろげるのだ。

この距離で巨大なヒグマにえさやりができるのぼりべつクマ牧場
雪の中、無邪気に遊ぶこグマ達。ひょいと降りて行けそうな近さで見ることができる

登別温泉街の散策コースにぜひ入れたいのはクマ牧場。ゴンドラリフトで山頂にたどりつくとそこには70頭近くのエゾヒグマが。人間が檻に入り、ガラス越しにエサをやったり、子グマたちが雪の中で遊んでいる様子を眺めたり、驚くほどの距離感でクマたちと触れ合える。こんなスリルを味わえるのはここならでは。登別温泉のバスターミナルから新千歳空港や札幌までのバスも運行し、宿によっては札幌までの無料送迎バスがあるので、アクセスもいい。

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おとなの週末Web編集部
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