『San ju san(サンジューサン)』 @八幡山
まるでフレンチのひと皿 食材+ソース+パンの組み合わせに唸る!
サンドイッチはパンの一種ではなく、それ自体が完成された料理だ。そんなことを思ったのがこのベーカリーを訪れたときのこと。鴨のローストにはイチゴのソースを合わせ、見事なまでにしっとり仕上げた鶏ムネ肉には濃厚なアボカドをマッチさせる。
豚肉にんじんマンゴーラペサンド 680円、鶏ハムアボカドサンド 620円、カモ&イチゴソースサンド 800円
まるでフレンチのひと皿をそのまま詰め込んだかのようなサンドイッチだ。そして生地にもフィリングに合わせてマンゴーやピーナッツバターなどを練りこみ、いくつもの味と香り、そして食感が複雑に交差する。食卓にワインを用意してペアリングしながら楽しもう。
[住所]東京都世田谷区上北沢4-34-12
[電話]090-6499-0033
[営業時間]10時〜売り切れ次第終了(15時頃)
[休日]日・月・火(他、不定休あり)
[交通]京王線八幡山駅から徒歩3分
『クロカツサン』 @西新宿
黒豚を一頭買い 素材の旨さが光る究極のカツサンド
店名からお察しのように看板を張るのが黒豚を使ったカツサンド。それも一般的な黒豚ではなく、鹿児島にある農場を指定して一頭買いした豚肉なのだ。がぶりとやれば上品な甘みの肉汁があふれ出し、続いてやってくる香りには何とも言えない深みがある。
黒豚ミルフィーユカツサンド 1580円
さらにミルフィーユカツにはバラや肩ロース、メンチカツにはモモやウデとサンドイッチによって部位ごとの味比べができるのもこの店ならではだ。北海道産小麦粉を使い、自社ベーカリーで焼いたパンはトーストしても耳までふっくらで、存在感抜群のカツをさりげなく引き立てる。
[住所]東京都新宿区西新宿4-18-2 フィル・パーク西新宿2階
[電話]03-6383-3171
[営業時間]8時〜18時LO
[休日]不定休
[交通]都営大江戸線西新宿五丁目駅A1出口から徒歩6分
『CRANE HOUSE SANDWICH SHOP(クレィンハウス サンドイッチショップ)』 @蔵前
虜になる肉々しい旨みとバターの風味
人気ハンバーガー店の系列店からご紹介するのは、バーガーの原点ともいわれるスタイルを現代版に仕立てた「ハンバーグチーズサンドイッチ」だ。小麦色のイケてる風貌とひと口目から引き込まれる香り高い味にもう夢中。
ハンバーグチーズサンドイッチ チップス付き 1265円
だってね、鉄板でバターをじゅわっと吸わせて焼いたライ麦食パンの香ばしさよ。頬張れば牛赤身100%に和牛の脂を加えたパティがガツン。まろやかなコルビージャックチーズとオニオンがまたいい仕事で。シンプルだけど綿密な工夫を重ねた味に胃袋ズキュン。つまり罪な旨さ、惚れるぜ!
[住所]東京都台東区小島1-11-12 東京洋装雑貨センター
[電話]03-5829-5280
[営業時間]11時半~21時(20時半LO)
[休日]月
[交通]都営浅草線ほか蔵前駅A3出口から徒歩8分、都営大江戸線ほか新御徒町駅A4出口から徒歩9分
撮影/小島昇(STABLER Shimokitazawa Meatsand 2nd、3DEUX1、San ju san、クロカツサン)、西崎進也(幸也、CRANE HOUSE SANDWICH SHOP)、取材/肥田木奈々(STABLER Shimokitazawa Meatsand 2nd、3DEUX1、CRANE HOUSE SANDWICH SHOP)、菜々山いく子(幸也、San ju san、クロカツサン)
※2023年7月号発売時点の情報です。
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