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兵庫県の文化財と言えば、真っ先に思い浮かぶのは白亜の名城「姫路城」という人も少なくないだろう。城周辺は多くの人でにぎわうが、近辺にありながら喧騒から離れ、静かなひとときが過ごせるのが材木町だ。この一帯は江戸時代、建築資材を扱う町人が集まっていたといわれ、今もなお城下町の面影が静かに残る。今回はそんな材木町の築100年以上の町家を改修し、一躍人気となったベーカリーカフェ『パンとエスプレッソと 姫路城』をご紹介したい。

※トップ画像は、「鉄板フレンチトースト+自家製ジェラート大福のせ」(1500円)

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世界遺産『姫路城』からほど近い、喧騒を忘れる町家カフェへ

『パンとエスプレッソと』は、2009(平成21)年に東京・表参道に誕生した人気ベーカリーカフェ。最近では、その土地の風土に根差した形で日本のさまざまなエリアに出店を続けている。そのひとつが『パンとエスプレッソと 姫路城』だ。

「姫路城」をはじめとする観光スポットから徒歩で足を運べる距離にあるのがうれしい

世界遺産「姫路城」からは、歩いて15分程度。城の大手口に架かる石橋「桜門橋」や、庭園美を楽しめる「好古園(こうこえん)」、石畳の「千姫の小道」を通り過ぎ、大通りから1本入った閑静なエリアにカフェは位置している。

『パンとエスプレッソと 姫路城』は、姫路に残された町家の価値を次世代に引き継ぐため、材木商の住んでいた築100年以上の住宅をリノベーション。2024年10月にベーカリーカフェとしてスタートさせた。木造建築は老化が進んでいたが、既存の建築に補強を行いながら、日本建築の特徴を生かした開放的な空間へとアップデートした。店に到着すると、さまざまな形の石が点在する、趣のある庭が出迎えてくれる。

建築には、間口50mにも及ぶ町家を活用

古くからそこにある風景と時の流れを感じる、ノスタルジックな空間

内装は、もともとあった仕切りを撤去し、余白を感じさせる空間に。経年変化を蓄えた木材を使用しているので、時間の奥行きを感じるノスタルジックな雰囲気も魅力的だ。

「狭間」のデザインを引用した窓

特筆すべきは、姫路城の城壁にある「狭間(さま)」のデザインを引用した、新しい窓。狭間とは、壁の向こうをのぞき込みやすくするために設けられた小さな開口部のことだ。その形状をカフェの窓に取り入れることで、店内外をつなぐ視線に城郭の視点と気配が宿る仕上がりになっている。

城下町の記憶を引き継ぐ店内
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ここでしか味わえない、進化した「鉄板フレンチトースト」
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中村友美
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