日常にはさまざまな漢字が溢れています。それは生活にうるおいや豊かさをもたらす「食」の分野でも顕著。食べ物にまつわる漢字を知れば、それはそのまま普段の生活がより彩り豊かで楽しいものになるはず。 本コーナーでは「あれ、これど…
日常にはさまざまな漢字が溢れています。それは生活にうるおいや豊かさをもたらす「食」の分野でも顕著。食べ物にまつわる漢字を知れば、それはそのまま普段の生活がより彩り豊かで楽しいものになるはず。
本コーナーでは「あれ、これどう読むんだっけ?」と思ってしまうような、忘れがちな難読漢字をお届けします。漢字を覚えて食生活を豊かにしよう!! 正解が分かった方は、ぜひこの食べ物との思い出を一緒に呟いてください!!!!
文、画像/おと週Web編集部
【写真ギャラリーで読み方を当てよう】何問わかる? 過去に出題された難読漢字クイズに挑戦!!
難易度:★★★★☆
■難読漢字、食べ物編の正解はこちら
正解:チョコレート
日本にチョコレートが伝来したのは江戸時代で、その当時は「ショクラアト」と呼ばれていたとか。しかし、そのときは長崎の出島限定で、日本人に本格的に知られるようになったのは明治時代といわれています。国内でチョコレートが市販化されるようになったのはさらにその先の大正時代です。とはいえ、その当時はかなりのぜいたく品でした。
チョコレートを多くの人が楽しめるようになったのは、チョコレートメーカーが増えた昭和に入ってからです。
チョコレートの名前の由来は、メキシコ(アステカ)で使われていたナワトル語の「chocolatre(ショコラトール) 」といわれています。ショコラトールとは、「苦い水」という意味です。チョコレートに加工する前のカカオ豆は苦味が強く、アステカの人々は粉にしたカカオ豆を溶かした苦い水を飲んでいたからその名がついたとか。
チョコレートを現す漢字は、査古律のほかにも「貯古齢糖」「猪口令糖」などいくつかありますが、この査古律という漢字は北原白秋の「思い出:叙情小曲集」という作品のなかで使用されています。