究極の奥に潜むさらなる究極!!
「究極のおにぎり」で作られた究極のおにぎり。ホワホワを追求した分、海苔で包まないと崩れやすいという部分はあるんです。取扱説明書にも海苔で巻くように指示してあったし……なので、海苔で巻かない、白米だけのシンプルな塩むすびは作れのかなァ~と思ってはいたんです。
ですが! 実は卵黄醤油漬けを中に入れて作り撮影したおにぎり。その前にふたつおにぎりを作って食べたもんですから、さすがにお腹一杯で、海苔も巻かず皿の上に置いて冷蔵庫で保存してたんです。
でですよ。数間後に食べようとしたら、米と米の間の糊化したデンプンが冷えたことで結着し、崩れにくくなってるんです! それも空気含有率はそのままで(自重による若干の圧縮はあるでしょうが)、海苔で巻かなくても手に持って、おにぎりとしてパクパク食べられる状態なんです!
「これなら『究極のおにぎり』で塩むすびも作れるじゃん!」
と、タカラトミーアーツさんに返却しようと、ダンボールに梱包しちゃった「究極のおにぎり」を、再度ダンボールから取り出し、実験してみました。
その結果、「究極のおにぎり」で作った塩だけのおにぎりを皿にのせ、あら熱が取れたら、フワッとラップをかけて冷蔵庫で1時間。するとぉ~、もちろんアツアツではないけれども、空気含有率はほぼそのまま。
「究極のおにぎり」が作り出すおにぎりの、本来のおいしさとはちょっとベクトルが違うかもしれませんが、お米一粒ひと粒が自立した、コンビニのおにぎりとは二味から三味違う、海苔無しでもパクつける「究極の塩むすび」になるのだァァァァ!!
1時間以上冷やすとごはんが硬くなるから、冷やす時間は1時間厳守なんですが、塩むすびを食べたい、もしくは家に海苔がなかった! なんて時はぜひお試しを。
もうこれで「究極のおにぎり」は完全無欠ですよ。
先ほど「一家に1台。いやひとりに1台、買っておけぇぇ!!」と書きましたが、もはやひとり2台買っておけぇぇぇ!! 『おとなの週末』からは以上ッ!
取材・撮影/カーツさとう