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酷暑続きの夏の日々。いよいよ残暑厳しい折ですが、みなさん、夜はちゃんと寝られていますか?いや、夏の夜だけではありません。最近、自分の睡眠って、どうですか?お悩みは?ここでは、昨今よく聞く“質のいい睡眠”を紐解きながらよりよい眠りへと導くべく、いろいろ研究。今宵の「ぐっすり」の一助になりましたら……

理想の枕への道はなかなか遠い!がんばるぞぉ~

前回(https://otonano-shumatsu.com/articles/328795)いろいろダメなことが分かったけど、まずは枕を見直してみたい。ということで、オーダー枕が作れる『FITLABO』へ行ってみた。「枕が合わないという方は多いのですが、実は枕だけの問題ではなく、寝具と枕の関係が重要なんですよ」とラボの岡本室長が前置きする。な、なーんと、そうでしたか!しかしこれでめげるわけにもいくまい。ひとまずは枕を、とお願いして計測してもらう。

計測した3人は全然違う結果に。このラインに沿って枕を組み立てる。

セミオーダー(2万5千円)の場合は肩から頭を計測し、背中と頭にどのくらい段差があるかを測る。「まっすぐ立った状態と同じ姿勢で横になるのがベストなんです」。なるほど~!「ですのでこの段差を埋めてあげるのが枕の役割。あなたの場合は段差が少ないので低めの枕がいいですね」。ほほ〜。

硬さの違う2種類の中材から好みで選んだものを増減して高さを決める

『おとなの週末』編集部イチ姿勢がいい和賀女史は「この手が一番合う枕に困っている」そうで、首裏が高く頭の部分が低い枕が理想的とな。さらにもっといいもの作っちゃうもんね、という人にはフルオーダーがおすすめ。

枕は埃やダニが入らないゴアテックスの特殊生地。10個のパートに分かれている

その時は全身を測定するのだが、これによってワタシは「背出(せで)タイプ」というお尻よりも背中が出ている体形と判明。「首凝り、肩凝りをしやすい体形です」。当たってる!

フルボディ測定器で仰向けと横向きのラインを測る

ちなみに骨格によって6つのタイプに分かれるそうで、この日同行したライター池田氏はほぼ「フラットタイプ」。固いところで寝ても苦にならないとか。「こういう人は寝具に悩んでないでしょう」と岡本室長も苦笑する。

6つのボディラインの説明

さてこのフルオーダー枕は4万4千円とお高いのだが、全身計測するのでより緻密なのはもちろん、10年間メンテナンスを受けられるのがポイント。経年劣化や体形の変化などに応じて調整できるのは心強い。

測定データから枕を作る

ちなみに背出タイプだとお尻と背中を一直線にするにはマットレスとの兼ね合いがより重要になってくる。「理想の枕は作れますが、合っているかはマットレス次第」と岡本室長の名言が耳に痛い。マットレスも買い替え決定しました!

【体験した店舗】『FIT LABO』(スリープスクエア笹塚内)

オーダーメイドの枕やマットレスが作れる。オーダー枕は1時間ほどで完成。予約不要。他、全国に店舗あり

『FIT LABO』(スリープスクエア笹塚内)

[住所]東京都渋谷区笹塚1-48-14 笹塚ショッピングモール21 1階
[電話]03-3468-0900
[営業時間]10時〜20時半
[休日]不定休 ※施設に準ずる

撮影/西崎進也、取材/岡本ジュン

2023年9月号

※2023年9月号発売時点の情報です。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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おとなの週末Web編集部
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