美味しい海ぶどうの選び方
粒にハリがあり、粒が密集しているものを。しぼんだ粒が多かったり、粒が黒っぽいものは傷んでいたり鮮度が落ちているおそれがあるので避けましょう。
なかには、緑色ではなく無色の粒が混ざっていることがありますが、その理由は、日光に当たらないことで葉緑素が減ってしまったためです。そのため、鮮度や味の良し悪しには関係ありません。
前述のとおり、海ぶどうはとてもデリケートな食材なので、保存方法にも気を遣いましょう。とくに、冷蔵庫での保存はNG。温かい海で育つ海藻なので、15℃以下の低温になると粒がしぼんで鮮度が落ちてしまいます。
保存するときの最適温度は20~23℃です。常温保存の場合の賞味期限は3~5日といわれていますが、プチプチの食感を楽しみたいなら、購入したらできるだけ早めに食べるようにしましょう。
ちなみに、長期保存用として塩漬けにしたものも販売されています。
海ぶどうの注目栄養素
カルシウム、鉄分をはじめとしたミネラルを豊富に含んでいることが最大の特徴です。カルシウムは骨の材料となるミネラルで、骨を丈夫にして、骨粗しょう症を予防する作用があります。また、カルシウムの働きを助けるマグネシウムも豊富なため、より効率的に骨の形成を促すことができます。