低カロリーで脂肪燃焼効果が高く女性にも人気のジンギスカン。ジンギスカンと言えば札幌が有名ですが、旭川にも知る人ぞ知る名店「大黒屋」があります。そんな大黒屋が東京に初進出。旭川の味を知る筆者がさっそく実食してきました。
文・写真/HILO OKADA(Team Gori)
ウエルカム!!知る人ぞ知る旭川の名店大黒屋が東京にやってきた
食レポの前に大黒屋の紹介を少々。筆者は以前、自動車メーカーの広報部に在籍していたのですが、北海道の道北にはいろいろな自動車関連メーカーの冬季テストコースがあり、旭川はその拠点になっています。そんな自動車業界関係者の間で超人気なのがジンギスカンの大黒屋なのです。
筆者もテストコースを始め、旭川に出張の際は必ず立ち寄っていました。というか2泊以上の場合は毎日行くほどです。しかし、旭川に行く機会はそれほど多くないので「大黒屋」は遠い存在だったのですが、その大黒屋がなんと東京に来てくれたのですからうれしいというしかありません。
東京一号店の出店先は人気の吉祥寺!!
そんな大黒屋が東京進出の地に選んだのが「吉祥寺」。本店のメンバーが東京でいろいろ場所を探した中で「なんだか一番フレンドリーな街だった」というのが吉祥寺進出の理由らしいですが、広いお店や店員さんもとてもフレンドリーです。
吉祥寺駅の北口からバス通りを130mほど入ったところ、メンチカツで有名なさとうの目の前のビル2階に「大黒屋」はあります。90席の広いお店は出来立てでピカピカで「煙もうもうで油べたべた」的なイメージは全くありません。開店から3カ月たった今もそれは同じでとてもキレイです!
生ラムがどんどん口の中へ!!魔法のラム脂のおかげ
早速いただきましょう。まずはお試しにモモ、肩ロース、ショルダー、ヒレの4種盛「大黒セット2500円」をいただきます。鍋にひく脂(あぶら)ももちろん生ラム肉なのですが、実はこの脂がポイントなのです。魚や植物性食品に多く含まれ、動脈硬化や悪玉コレステロールを減らす作用があるといわれている良い脂「不飽和脂肪酸」が多く含まれているそうです。
最近、脂ののった牛のサーロインステーキが重く感じる筆者ですが、ラム肉はいくら食べてももたれないのはきっとこの「良い脂」のおかげでしょう。またラム肉は必須アミノ酸や各種ビタミンも豊富で健康効果やダイエットにも向いているそうです。
そんな前置きはいいとして、肩ロースから頂きます。また脂の話に戻りますが、やはりジンギスカンはこの鍋の形がポイントで、余分な脂が流れるからさらに食べやすいのです。そして肩ロースは想像以上に柔らかくておいしい。つける秘伝のたれもおいしいのですが、塩でいただくとよりその「さっぱりした」「もたれない」「おいしい脂」を感じます!
北海道産のタマネギがうまい!!うまい!!
そして通常ジンギスカンの野菜は「もやし」ですがデファクトで出てくる「北海道産のたまねぎ」これが甘くてうまい!ラム肉の油を吸った玉ねぎを焼きすぎない半生でいただくと、本当に甘くてシャキシャキで美味しいのです。思わず追加注文しました。
脂の少ないヒレや、ショルダーも美味しいのですがやはり個人的には脂多めのロースが、ジンギスカンのおいしい脂を一番感じておいしかったです! ラム肉は苦手という方もいらっしゃいますが、大黒屋の生ラムなら臭みもなく食べられたという方もいるそうです(個人の感想です)。